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Academic Writing and Discussion in English (AWADE) – 英語でライティングとディスカッションを学ぶ

AWADEとは

2017年より開講しているAcademic Writing and Discussion in English (AWADE)は、学生のアカデミックイングリッシュの向上を目的として設置された科目です。授業では英語の口語表現と文語表現の違いや、自身の考えを明確に、かつ説得力のある形で伝える方法を学び、それらの知識を生かしてライティング課題やディスカッションに取り組みます。AWADEはクォーター科目で、αとβの2科目に加え、英語で卒業論文を作成する学部生向けの上位科目・Undergraduate Thesis Writingが設置されています。

AWADE αでは、一貫性のある文書を書くために必要なアカデミックライティングの基本構成について学びます。履修者は様々なトピックについて、3種類の小論文課題に取り組みます。各小論文のドラフト(初稿)には自動添削システムと講師によるフィードバックが与えられ、履修者はそれらを基にファイナルドラフト(最終稿)を仕上げていくことによって、学術的な英語文章の作成に必要な知識と技術を着実に身につけます。

AWADE βでは、リサーチペーパーに取り組み、更に発展的な形式のライティングを学びます。また、作成したリサーチペーパーのプレゼンテーションにも挑戦します。AWADE αと同様に、ライティング課題にはフィードバックが与えられ、推敲を重ねながらリサーチペーパーを完成させます。授業では、文献の適切な引用方法や参考文献など、リサーチペーパーの作成において不可欠な技能を身につけます。

AWADE Undergraduate Thesis Writingは、2023年度に新設されるAWADEシリーズの中で最も上級レベルの科目で、英語で卒業論文を作成するために必要なプロセス、知識について学びます。具体的には、卒業論文のプロポーザル(概要)を作成し、研究目的について説明する学術プレゼンテーションの準備を行います。この科目は、十分な事前準備をしてから英語卒業論文の作成に取りかかりたいと思っている学部学生を対象としています。

AWADEは主にライティングスキル向上のためのプログラムですが、他の履修者や講師と様々なトピックについてディスカッションする機会も多く設けられています。これらの経験を通して皆さんのアカデミックイングリッシュが向上し、英語でのコミュニケーションが上達することが本科目の目的です。特に留学を検討している学生にとって、AWADEは留学準備に欠かせない科目です。その他の学生にとっても、AWADEは総合的なアカデミックイングリッシュ向上のための最良の学習の場となるでしょう。

AWADEプログラムの主な特長

  • 最大12名の少人数クラス
  • ライティング課題に対するきめ細やかなフィードバック
  • 講師や履修者と相談しあえる学習環境
  • 英語レベル不問の全学開講科目

各科目の学習内容

AWADE α

  •  1クォーター14回の授業 (春・秋クォーター設置)
  • アカデミックライティングの基礎
  • 学術的文書の基本構成とスタイル
  • ディスカッション

AWADE β

  • 1クォーター14回の授業 (夏・冬クォーター設置)
  • 学術的な参考文献の選び方と引用方法
  • リサーチ・プレゼンテーションスキル
  • ディスカッション

AWADE Undergraduate Thesis Writing

  • 1クォーター14回の授業 (秋・冬クォーター設置)
  • 学術的情報の検索方法と文献レビュー
  • レビュー結果のまとめと発表
  • 卒業論文のプロポーザル

履修者の声

大学で必須のアカデミックライティング科目

AWADEは、文法、単語などを学ぶ高校の英語の授業とは異なり、英語でアカデミックライティングを基礎から実践的に学ぶことができる科目です。授業では講義に加え、クラスメイトと共に演習やディスカッションに取り組むことでより理解が深まります。大学教育において必要不可欠であるアカデミックライティングスキルの向上を目指す学生は必ず履修すべき科目です。(政治経済学部1年)

少人数授業と課題へのフィードバックが魅力

本授業では英語のアカデミックライティングついて、基本的なフォーマットや適切な引用の方法などを学びます。少人数の授業であるため質問もしやすく、和やかな雰囲気で楽しいです。提出課題への丁寧なフィードバックをいただけることがこの授業の1番の魅力だと思います。(教育学部3年)

担当教員のメッセージ

言語を使いこなすためには正しい文法と語彙の習得が全てであると考えられがちです。しかし、良好なコミュニケーションには、文法や語彙よりもいかに分かりやすく、かつ適切な構成で伝えるかが重要になってきます。AWADEではこの点にフォーカスし、学生が自分自身の考えを明確に、かつ説得力のあるかたちで発信できるようになることを目指します。それにより学業において成功を収めるだけでなく、将来国際人として活躍できるようにもなるでしょうなります。授業では重要な概念や手法を実践する機会が多く設けられており、それらを通して自信をもって自らの考えや意見を発信する力を養っていきます。AWADEはライティング科目ですが、互いに協力し合い、相手と良いコミュニケーションを図ることに重点を置いています。AWADEを履修した皆さんが、世界中の人と堂々と英語でコミュニケーションをとり協力協調することを、そして、国際社会の発展に貢献できるグローバルな人材として活躍していくことを願っています。

 

FAQ

Q1. AWADEに興味があるのですが、履修するためにはどの程度の英語力(Tutorial EnglishのレベルやTOEICなどのスコア)が必要でしょうか?

AWADEでは特に英語レベルの指定をしていません。ディスカッションや演習等において履修者同士が協力する姿勢を重視しており、講師は英語力に関わらず履修者同士が協力できるようにサポートをします。少人数クラスと講師の丁寧なフィードバックにより、AWADEを通して非常に多くのことを学び得ることができるでしょう。現在の英語レベルに関わらずに、ぜひ履修してみて下さい。

Q2. AWADEのライティング課題やディスカッションではどのようなトピックを扱いますか?また、ライティング課題はどのようなスタイル(文章形式)ですか?

AWADE αでは3種類の小論文(説明型、比較分析型、論述型)に、AWADE βではリサーチペーパーに取り組みます。AWADE αで取り組む小論文では、現代社会において重要、かつ身近な興味深いトピックを取り上げ、授業中のディスカッションは、主にこれらの小論文に関連したテーマを扱います。AWADE βで取り組むリサーチペーパーのテーマは各自が自由に決めることができ、完成したリサーチペーパーについてプレゼンテーションを行います。

Q3. 在学中の留学を検討しています。留学前にAWADEを履修するメリットは何ですか?

AWADEは留学準備講座でもあります。留学先となる海外の大学では、プレゼンテーションはもちろん、小論文やリサーチペーパーなどのより長いライティング課題によって成績が決まることが多くあります。AWADEでは他の履修者と協力したり講師のサポートを受けたりしながら、これらの課題に取り組む機会が豊富に用意されています(例えば、AWADE βのライティング課題であるリサーチペーパーでは、約1,500語の分量を書くことになります。最終稿を完成させるまでには、草稿を提出し講師からフィードバックを受ける機会が少なくとも3回設けられています。) 留学前にAWADE α・βを履修しアカデミックイングリッシュに磨きをかけ、留学先で様々な課題に取り組む際に必須なスキルと自信を身につけることで、留学がより充実したものとなることでしょう。

Q4. 英語で卒業論文を書く予定です。AWADE Undergraduate Thesis Writingはいつ履修すればよいですか。

3年生の後期、または4年生の前期に履修するのがよいでしょう。卒論のテーマについて検討し始め、リサーチに取りかかる準備が整った時点での履修が理想的です。既に卒論の大半を書き終え、校正の段階に入っている学生には不向きな科目となりますので科目登録の際には十分ご注意ください。

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