地球の表面の70%あまりを占める広大な海は、四方を海に囲まれている我が国にとって、人々の生活と切っても切り離すことのできない必要不可欠な存在です。
我が国が国際貿易貨物のほとんどを海上輸送に頼っている現在、高度な船舶運航技術の研究・開発や、さらなる効率的な物流システムの構築が求められていま す。また海は膨大な水産資源の宝庫でもあります。地球規模の人口増加を支えるヘルシーなタンパク源として、水産食品を安全かつ有効に利用するための研究をいっそう推し進めていく必要があります。
このように海は大変利用価値の高いものですが、その一方で、地球上の生き物に快適な環境を確保するため、海洋の環境保全・修復にも注意を払っていかなければなりません。「海を知り、海を有効に利用しながら、海を守る」知恵が、今求められているのです。
2007年に早稲田大学は東京海洋大学と大学間協定を締結しています。東京海洋大学は、東京商船大学と東京水産大学を前身とする国内唯一の海洋系大学として「海を知り、海を守り、海を利用する」をモットーに教育研究を行っています。その協定に基づき設置されている連携講座「海への誘い」は、同大学の特色ある研究を活かした授業を展開しています。
今回、本講義の履修予定者を対象に、南極海観測調査や遠洋漁業の航海実習に活用されている実習調査船「海鷹丸」に乗船できるオリエンテーションを実施します。「海への誘い」を履修する学生の皆さんには授業内容の理解度を充実させるためなるべく参加していただきたいと考えています(参加希望者が多い場合は抽選となります)。
オリエンテーションの申し込みは9月14日17:00まで受け付けています。
乗船手続き上、事前申請なしに当日参加はできません。
シラバスを参照し、科目登録とあわせて、オリエンテーションをお申し込みください。
シラバス
https://www.wsl.waseda.jp/syllabus/JAA104.php?pKey=9S080100030120189S080100039S&pLng=jp