令和四年度科学技術分野の文部科学大臣表彰・若手科学賞を受賞
萌芽的な研究・独創的視点に立った研究等高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた若手研究者を表彰する「若手科学者賞」に、次世代ロボット研究機構の亀﨑允啓研究院准教授が選ばれました。
受賞内容
■業績名
『建設災害インフラ分野におけるスマートメカノシステムの研究』
知能ロボット技術の導入には、人・環境・機械身体・機械知能への深い理解とそれらの相互関係を紐解く学問的知識及び応用力が要求されるが、当該分野が有する複雑さゆえの理論構築の難解さと実務重視により、スマートメカノシステム研究等の先進的取り組みは乏しかった。
国民生活を支える建設・災害対応・インフラ維持分野に知能ロボット技術を導入するため、構成論・計算論・システム論的アプローチを駆使して、人・環境・機械身体・機械知能の各構成要素研究及びそれらの融合に基づくスマートメカノシステムの体系的設計論を創出した。
本研究成果は、作業の省人化・効率化による当該分野の人手不足解消、作業の高度化自体による事故災害の未然防止、災害復旧・復興の早期化だけでなく、自動化による省エネ化にも大きく貢献すると期待される。
受賞者
亀﨑 允啓 研究院准教授(災害対応ロボティクス研究所、フロンティア機械工学研究所)