早稲田大学のロボット研究は、日本のロボット研究の創始者とも言える故加藤一郎教授の1960年代の研究から始まり、今日に至っています。1970年代には、WABOTと称される二足歩行をはじめとする多くのヒューマノイドロボットの研究がなされました。
2000年には、“ヒューマノイドロボット研究所”が誕生し、2002年には、ロボットと人の建物内外の環境における在り方に関する研究プロジェクトが岐阜のWABOT-HOUSE研究所で実施されました。ほぼ同時期に2003年には文部科学省による初めての競争的重点プログラムである21世紀COEプログラムに“超高齢社会における人とロボット技術の共生”が採択され、修士・博士課程を中心とする多くの国際的視野を持つ若手研究者が海外の拠点と連携することによって育成されました。
これまで多くのロボットに関する研究成果を集約してさらに発展させるために、大学は「次世代ロボット研究機構」を創設して、21世紀の日本の社会が抱えている多くの課題である、超高齢社会、人との共創、災害の復旧、ヘルスケアや福祉などへのロボット技術の活用をさらに加速していくことを目指しています。
早稲田大学のロボット技術は国内外で広く評価されています。これまで、超大型研究プロジェクトを数多く推進してきました。
2013- Waseda Ocean ICT・ロボット工学
2013- 実体情報学博士プログラム
2008-2013 体系的ロボット工学のWebテキストRTPedia
2004-2009 人間特性計測技術を健康医療に融合
2004-2009 医工学による技術革新型クラスターの形成
2001-2010 人間-自然環境と共創するロボットコミュニティ
2000- ヒューマノイド研究所
1970- WABOTプロジェクト
そして現在、世界屈指のロボット開発研究拠点「次世代ロボット研究機構」を設立しました。今後も、更なるロボット技術の研究、開発、実用化を目指して、邁進して参ります。