Research Theme 研究テーマ
1)第二言語習得におけるICTの応用と教授法研究・開発。
2)コンピュータテスティングの研究・開発である。
3)「学習+評価」のプラットホームの検証および応用研究発
Research Director 所長
Member メンバー
- 岡崎 由美 文学学術院文学部教授
- 高屋 亜希 文学学術院文化構想学部教授
- 村上 公一 教育・総合科学学術院教育学部教授
- 楊 達 文学学術院文学部教授
- 史 隽 法政大学経済学部非常勤講師
- 中司 梢 麗澤大学専任講師
- 村田 遥 上海文白花園日中文化サロン主催者
- 李 翀宇 致遠教育代表取締役
研究キーワード
中国語教育 教授法 ICT CBT CAT コミュニケーションロボット
研究概要
数千年前、ラクダのキャラバン隊の移動速度は時速8キロであった。江戸時代ではどんなに速くても、江戸から京都までは2日かかったと言う。しかし、今日ではその道のりは新幹線を利用すれば約2時間で到着する。200年の間で空間移動の速度は24倍(実際は100倍以上)も速くなっている。これに対して、今の外国語を習得する速度はどうであろうか。200年前比べて20倍も速くなったとは到底思えないだろう。空間移動と比べて外国語の習得の速度が遅いのは、外国語教育に「科学技術」を有効に利用する教授法はまだ確立されていないことによるのだ、とわたしたちは考える。AI、IoTなどがけん引する現在は、第4次産業革命と言われ、狩猟、農耕、工業、情報につぐSocieyt5.0とも言われている。この時代にあう外国語教育、ことに教授法の研究開発を目指すのは中国語教育総合研究所のテーマである。
研究所は創設以来、実績として、コンピュータ教育を利用した中国語の学習時間を3分の1に短縮し、学習コンテンツをインターネットあるいはスマートフォンの利用したデバイスフリー化に成功し、さらにCBT(Computer Based Testing)を利用した統一テストなどを実施することで、動的でより精確に語学能力を測れる基礎データを収集してきた。