早稲田大学は、グローバルエデュケーションセンターに設置しているデータ科学教育プログラム(初級)を文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に申請し、2022年8月24日に採択されました。
数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)とは
数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムの制定したモデルカリキュラムに準じた教育プログラムを認定する制度で、以下を目的としています。
◆数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)大学等の正規の課程であって、数理・データサイエンス・AIを活用して課題を解決するための実践的な能力を育成することを目的として、数理・データサイエンス・AIに関する知識及び技術について体系的な教育を行うものを文部科学大臣が認定及び選定して奨励することにより、数理・データサイエンス・AIに関する実践的な能力の向上を図る機会の拡大に資することを目的とします。 |
![]() 有効期限:令和9年3月31日 |
本認定制度は、教育プログラムに関する認定制度であり、プログラム内容およびその改善に関する取り組み等の観点から、本学のデータ科学教育プログラム(初級)の教育内容を保証するものです。
また、認定を受けた教育プログラムの中から独自の工夫・特色を有するものを選定する認定制度(応用基礎レベル)プラスにも選定されました。
◆数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)プラス数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)に認定された教育プログラムの中から、他大学等の規範となり、ステークホルダーから支持される先導的で独自の工夫・特色を有するものを選定します。
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フルオンデマンド科目として時間・場所を選ばずに受講可能なこと、オンライン対面指導などのサポートが充実していること等が独自の取り組みとして評価されました。
早稲田大学「データ科学教育プログラム」とは
早稲田大学では、データ科学教育プログラムとして、分野を問わず必要となるデータ科学の「理論」に加え、実際のデータを取り扱うための「スキル」を同時に身につけることができる本学独自のプログラムを提供することで、データ科学と自身の「専門」分野の知識を結び付けて活用できるようになることを目指しています。
データ科学教育プログラムは目標とする内容により、「リテラシー級」「初級」「中級」「上級」の4つに分類することができます。このうち今回認定を受けたデータ科学教育プログラム(初級)では、“データ科学の基本的な考え方を理解し、研究や仕事に利用できる。基礎的なデータ分析を実践することができる。”ことを到達目標としています。
また、それぞれの級は本学独自の「データ科学認定制度」と対応しています。
早稲田大学「データ科学教育プログラム」の特徴
1.場所や時間を選ばないフルオンデマンド科目
データ科学教育プログラムは、フルオンデマンドの科目として提供され、場所や時間を選ばずに早稲田大学の学生であれば、学部・研究科、学年に関係なく、誰でもデータサイエンスを基礎から学ぶことができます。
2.各学部・大学院で学ぶ専門分野との融合を意識した独自のプログラム
自身の専門分野の知識とデータ科学を結びつけ、自分自身の専門分野でデータを用いた論証を行えるようになることを目標にした本学独自のプログラムです。
3.基礎から発展までを考えた四つの科目群
データ科学を学習するための体系的なプログラムとしてA・B・C・D群の4つの科目群を用意しており、自らの興味に従って基礎から発展まで段階的に学ぶことができます。
4.自らの学びを可視化できる本学独自の「データ科学認定制度」と対応
リテラシー級から上級まで、各級の修了条件を満たした学生には「認定証」を発行しています(申請が必要)。
2021年度のデータ科学教育プログラムの履修者数は延べ11,532名になります。グローバルエデュケーションセンターおよびデータ科学センターでは今後もより多くの学生が自身の専門分野でデータ科学を活用できるよう本学データ科学教育プログラムの普及活動を展開するとともにプログラム内容の改善を行って参ります。
<文科省のURL >
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/suuri_datascience_ai/1413155_00011.htm