Center for Data Science早稲田大学 データ科学センター

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ポスター発表 優秀賞決定

2019年7月19日に行ったみずほ銀行とデータ科学総合研究教育センターとのシンポジウムの中で、データサイエンスを活用した研究に関するポスター発表を行いました。ポスター発表ではシンポジウム来場者が発表を聞いて投票を行い、優秀賞を決定しました。見事優秀賞に選ばれたのは、以下の3名です。

 

谷貝 祐介 (やがい ゆうすけ) さん


人間科学研究科 博士後期課程2年 古山宣洋研究室

発表タイトル:
巧みさの定量評価に向けて ―プロドラマーのコーディネーション解析―

発表概要:
競技スポーツの評価には明確な評価基準が存在し,その基準を満たすための適切な練習方法の研究・開発が進められている.しかしながら,楽器演奏やダンスを含む芸術分野における評価基準は,評価者の主観評価によることが多く,その成立メカニズムに着目した研究報告は数少ない.熟練パフォーマーはどのような動作から,巧みなパフォーマンスを生み出しているのだろうか?
本発表では,その足掛かりとして,プロドラマー3名のモーションキャプチャデータを対象にした研究成果を報告した.具体的には,身体部位間の「位相差」を検討することで,演奏の巧みさの一側面を定量化できる可能性を議論した.

 

桑田 和 (くわた いずみ) さん


創造理工研究科経営システム工学専攻 修士1年 後藤正幸研究室

発表タイトル:
販売履歴データに基づく中古ファッションアイテムの出品価格推定モデルの提案

発表概要:
本研究で対象とするファッションECサイトでは出品価格によって買取価格が決まるため,適切な出品価格の決定は重要な課題となっている.しかし,このサイトでは出品価格のまま購入されるアイテムと価格が下がってから購入されるアイテムの2種類が存在しており,容易に適切な出品価格を求めることができない.そこで, 本研究ではアイテムが値下がりせずに購入される最大出品価格の推定方法を提案した.提案手法では,出品価格のまま購入されるか否かの二値分類器を構築し,その後,入力データの説明変数である出品価格を変更しながら目的とする出品価格を推定した.また,このサイトの販売履歴データを用いて,提案手法の有効性を示した.

 

北村 瑠菜 (きたむら るうな) さん


社会科学部 4年 須子統太研究室

発表タイトル:
珠算競技における苦手問題自動作成法について ―かけ算に対する検討―

発表概要:
珠算競技は,解答時間の早さと正答率の高さを競う競技である.しかし効率的な練習方法は確立しておらず,一般的には単調な反復練習のみが行われている.従来,わり算種目に対して機械学習を利用した効率的な練習問題の自動作成法が提案されているが,珠算には多くの種目が存在し,他種目にわり算の自動生成手法をそのまま活用することはできない.
そこで本研究では,新たにかけ算種目に対して機械学習を用いた苦手問題の自動作成法を開発した.また,従来研究では被験者1名で実験していたのに対し,本研究では被験者を5名に増やすことで競技者間での特性の違いの検証についても行った.

 

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