Center for Data Science早稲田大学 データ科学総合研究教育センター

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みずほ銀行・早稲田大学 学術交流協定締結1周年記念シンポジウム開催

2019年7月19日、みずほ銀行・早稲田大学 学術交流協定締結1周年記念シンポジウム【<みずほ>と早稲田が共に創ってきたデータ科学とこれから】を開催しました。記念シンポジウムとなる今回、本学の学生・教職員向けのシンポジウムとして、みずほ銀行のデータを利活用した共同研究や各種プロジェクト、インターンシップなど、この1年間でみずほ銀行と早稲田大学が実施してきた歩みを振り返りました。また、同時にさまざまな研究のポスター発表が行われました。

開会では、みずほ銀行常務執行役員の徳本英俊氏が挨拶を述べました。徳本常務は、「学術交流協定締結1周年を迎え大変嬉しく思うと同時に、この1年間、毎月の定例会等を通じて共同研究がますます深まっています。情報は重要な資産であり、その情報を活用するデータ科学の分野は未開拓な分野であるため、今後、新たな事業領域を確立し、事業に結び付けていくことが重要であると考えています。」と述べました。

次に、早稲田大学研究推進部長の合田亘人理工学術院教授が挨拶を述べました。合田教授は、「大学が企業のデータを触ることができる機会は大変貴重なものであります。みずほ銀行様には深く感謝し、今後は、実が取れる研究教育を進めていくべき責任を感じており、さらに、データ科学の分野における人材育成も大学の責務として進めていく所存です。」と述べました。

 

次にデータ科学総合研究教育センター所長の松嶋敏泰理工学術院教授が、学術交流協定締結1周年にあたってみずほ銀行と早稲田大学の1年を振り返りました。松嶋教授は、2018年7月13日に学術交流協定を締結してからこの1年間において、シンポジウムやデータ見学会等様々なイベントを実施したこと、また、研究の分野において3つのプロジェクトが共同研究という形で進んでいること、教育インターンシップが今後予定されていること等々、双方の密な関係が続いていることについての紹介とみずほ銀行への御礼を述べました。

また、全体の司会進行は、データ科学総合研究教育センターの野村亮教授がつとめました。

 

続いて3つの講演が行われました。

まず、みずほ銀行デジタルイノベーション部データビジネスチーム次長の多治見和彦氏より「スマートスタジアムとデータ活用」と題し講演がありました。多治見氏からは、早稲田大学ラグビー蹴球部との連携を現在行っており、そこではラグビー観戦アプリ(スマートスタジアムアプリ)の実証実験を行っていることについて紹介がありました。多治見氏は、「このアプリで得られた試合来場者のデータを分析し、新たな市場分野を開拓することが目標です。」と述べ、来場者はこれまでにない取り組みに真剣に聞き入っていました。また、アプリ構築が最終ゴールではなく、チケット販売や混雑状況マップの開発等、様々なコンテンツ拡大を企図していることについて今後の展望を述べました。

みずほ銀行 多治見和彦氏

 

次に、早稲田大学教育・総合科学学術院の大西宏一郎准教授より「銀行データを活用した社会システムと人間行動の理解」と題し講演が行われました。大西准教授からは、みずほ銀行から提供された学歴や年収、大学卒業後の移動の有無等のデータを用いて、「東京圏は本当に年収が高いのか」というテーマで検証をし、その結果、偏差値で分けたグループを元に名目値、実質値を分析・比較できたことについてお話がありました。また、データが緻密であることからできた分析であり、みずほ銀行と早稲田大学の連携が生み出した検証結果となった旨お話がありました。また、大西准教授は、都道府県別大卒者の移動の動向も検証しており、大都市圏と地方とで移動率に大きな差があること、移動先は東京圏が多いことをみずほ銀行のデータを用いて検証し、その研究成果を発表しました。

本学 大西宏一郎准教授

 

最後に、みずほ銀行データソリューション開発部ソリューション企画チーム次長の吉澤陽子氏、早稲田大学データ科学総合研究教育センターの小林学教授より「<みずほ>と早稲田の共同データ活用プラットフォーム」と題し講演がありました。吉澤氏からは、共同データ活用プラットフォームの説明と、銀行ビッグデータを用いて共同研究にどう生かしていくのかについて具体的例を用いて説明がありました。共同データ活用環境としてIBM「Watson Studio」について紹介し、そのデータ加工や分析等の機能の強みや特徴を述べました。

小林教授からは、みずほ銀行からのデータを利用するにあたり、利用方法、申請方法について説明がありました。本学では初となるデータアクセス室をデータ科学総合研究教育センター40号館に設置したこと、その部屋には監視カメラやドア認証を設置し、セキュリティに万全を期していると述べました。また、本日のまとめとして、本日のシンポジウムは単なる1周年記念式典ではなく、今後みずほ銀行のデータを活用することによってこの締結の機会を無駄にすることなく、様々な価値創造を皆さんと生み出していきたいと話しがありました。会場から盛大な拍手が送られ閉会となりました。

 

講演後は、会場を移動し、ポスター発表が行われました。このポスター発表は、学内におけるデータサイエンスを活用した研究に関する情報共有・人的交流を目的としており、主に大学院生や若手研究者が中心となって発表を行いました。発表ブースでは活発な説明や議論が行われ、どのブースも盛り上がりを見せました。

ポスター発表の様子

 

シンポジウム概要

  • 日時
    2019年7月19日(金) 14:30~17:00
  • 場所
    早稲田大学55号館N棟1階
    講演:大会議室
    ポスター発表:第2会議室
  • 言語
    日本語
  • 主催
    早稲田大学 データ科学総合研究教育センター
  • 協力
    早稲田大学高度データ関連人材育成(D-DATa)プログラム

( チラシはこちら

 

プログラム

14:30 開会挨拶  みずほ銀行 徳本英俊氏、本学 合田亘人教授
14:40 学術交流協定締結1周年にあたって  本学 松嶋敏泰教授
14:45 講演① スマートスタジアムとデータ活用  みずほ銀行 多治見和彦氏
15:05 講演② 銀行データを活用した社会システムと人間行動の理解  本学 大西宏一郎准教授
15:25 講演③ <みずほ>と早稲田の共通データ解析プラットフォーム  みずほ銀行 吉澤陽子氏、本学 小林学教授
15:40 休憩・移動
15:50 ポスター発表
17:00 終了

 

主催・お問い合わせ先

早稲田大学データ科学総合研究教育センター事務所
TEL:03-3204-9164
Email:[email protected]

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