夜間の海難事故 姉弟の連携プレーで迅速な対応
2025年9月10日、早稲田大学スポーツ科学部1年の金光 碧音(かなみつ あお)さん(本学水泳部所属)が、小笠原海上保安署長より感謝状を授与されました。
金光さんは、9月6日21時頃に弟さんと小笠原村父島二見漁港において海難事故が発生した付近におり、現場近くを散歩していた観光客の求めに応じて、金光さんが118番通報を、弟さんが海上保安署へ連絡、海上保安官と一緒に現場へ急行し、海中転落者を引き上げたものです。
海中で冷える体温 的確な判断が人命救助に繋がる
金光さんは当時の状況について「大学生から声をかけられたのですぐに通報しました。岸壁の防舷材に掴まっている人を助けるために、救命具がないか、漁港に停泊していた漁船の上を探しましたが、なかなか見つからず、現場に到着した海上保安官が持参された救命具で救助することができ、ほっとしました」と語ってくれました。
小笠原海上保安署からは、「迅速かつ的確な素晴らしいご対応をいただいた。人命救助への高い意識に感動しました」とコメントがありました。
スポーツ科学学術院としても、今回の機敏な行動に心から敬意を表するとともに、的確な判断力と迅速な行動力を誇りに思います。