School of Sport Sciences早稲田大学 スポーツ科学部

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学部長挨拶

スポーツ科学学術院長・スポーツ科学部長 松岡 宏高

スポーツをすることは、私たちの心身を健やかに、強く、豊かにします。スポーツを見ることも、興奮や感動を通して私たちの心を豊かにし、さらには多くの人との共通の話題となってコミュニケーションを促進します。言葉や文化が違う多様な人々に対しても同じように、スポーツはウェルビーイング(Well-being:健康で幸福な状態)をもたらします。このような力を持つスポーツは、地震や豪雨による災害からの復興、そして新型コロナウイルスのパンデミックにおいても、希望の光となってきました。

このように私たちの社会において欠かせない存在であるスポーツに携わる仕事に就く人々は、この20年ほどの間にずいぶんと多くなってきました。早稲田大学スポーツ科学部が開設されたのが2003年ですので、その成果が表れているのであれば大変喜ばしいことです。しかし、スポーツに関わる優れた人材はさらに求められ続けています。指導者、支援者、経営者そして研究者など、スポーツに関わる人材に対する期待はますます高まっています。そして、そのような人材がスポーツ現場で活動する際に、自身の経験や勘だけに頼るのではなく、科学的根拠に基づいた論理的(ロジカル)な判断と行動が求められます。そんな人材が生まれるのが、この早稲田大学スポーツ科学学術院、そしてスポーツ科学部です。

その理由の一つは、これまでに蓄積された教育に関する豊富な経験があることです。既述のように、スポーツ科学部が2003年に、大学院スポーツ科学研究科が2006年にそれぞれ設置され、その歴史は比較的浅いように見えますが、その原点は1964年に遡ります。同年に教育学部教育学科体育学専修での教育が開始され、1987年には人間科学部スポーツ科学科が設置されました。合わせて60年近くのスポーツに関する教育活動が、現在のスポーツ科学部の確固たる基礎を築いています。

もう一つの理由は、高い研究力を有していることです。スポーツ関連の研究力について、国内でトップクラスであるのは当然のこと、世界においても高く評価されています。さらに、世界のトップクラスの大学との教育および研究に関する協働に継続的に取り組み、スポーツの教育・研究の世界での「WASEDA」の存在感は高まってきています。この取り組みから、教員、大学院生の研究の質がさらに向上するだけでなく、その研究成果が学部生の教育にも活かされています。まさに、科学的根拠に基づいた教育が行われ、そこで獲得した「知」を学生がスポーツ現場で活用できるようになるという仕組みができています。

昨今、私たち一人一人が、地域社会全体のこと、ひいては世界全体のことを考えて行動する必要性がますます高まっています。スポーツに関わる人材においても例外ではありません。スポーツのことだけを考えるのではなく、スポーツを通して自身がどんな貢献ができるのか、スポーツが社会においてどのように役に立つのかなどについても考えられる、そんな人を多く育てたいと考えています。

(2022年9月21日)

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