2017年5月22日 撮影
今回は環境・エネルギー研究科および総合機械工学専攻環境・エネルギー部門のM1生を対象とした科目のひとつ「環境・エネルギー研究学演習B」(通称:地域演習)の授業についてご紹介します。
地域演習は本庄市に拠点を置く当研究科ならではの授業内容となっており、学生自らの判断・行動による『地域を学ぶ、地域とつながる、地域に貢献する」を実践することを目的としています。
第5回目となるこの日は、「私が本庄市長なら、こんな人を、このように幸せにしたい、そのためにはこれが必要だ!」をテーマに、学生がグループごとに考えた構想とプランの発表を行うため、学生38名が本庄市役所を訪問しました。吉田本庄市長をはじめ、地元で活動するさまざまな職種の皆様にもご参加いただき、発表について意見交換を行いました。
【グループ発表の様子】
発表内容の一部をご紹介しますと、「本庄市内にある数々の花の名所を観光スポットとした観光ルートをつくり、そのためのバス等公共の乗り物を充実させる」、「若い農業継承者向けに、農業についてレベルの高い教育環境を整備する」、「プロサッカーチームとスタジアムの建設」、「観光スポットとして、はにぽんランドを建設する」等、学生ならではの自由で独創的な意見も多数あり、吉田本庄市長も興味深く聞きっていました。
また「高齢者の単身世帯やシングルマザーが住みやすい街づくりを目指す」といったテーマもあり、本庄市だけではなく社会全体の問題となっている事柄について、行政、建設業、福祉、農業とさまざまな職種の皆さまから意見を伺うことができ、学生の皆さんにとって大変貴重な機会となりました。
最後は学生と地域の皆さまとの懇談を30分ほど行い、無事に第5回目は終了しました。学生の皆さんは今後の授業で密着取材を通して、想像ではなく実際に地域社会が抱える問題や課題に触れ、その解決策について深く考察していくこととなります。その結果は7月の授業で発表する予定です。
吉田本庄市長をはじめ、お忙しい中ご協力をくださいました地域の皆さま、誠にありがとうございました。