10月30日(金)撮影
10月30日(金)、環境配慮エネルギー・循環システム論の授業で、本庄市の小山川水循環センターで行っているバイオガス化実証事業の視察を行いました。
当日の様子を、小野田研究室 梅澤 諒さんに取材していただきました。
小山川水循環センターでは埼玉県と民間企業(三菱マテリアル)と共同でバイオマスの有効利用に向け、実証プラントが建設されました。現在、食品廃棄物・下水汚泥は多くの量が焼却処理されていますが、ここのバイオマスガスの原料として、食品廃棄物・下水汚泥が用いられています。小山川水循環センターの裏手には清掃工場があり、そのことによって原料を手に入れやすい環境となっています。バイオガス実証試験は経済性・環境性をより良くしたいという考えのもと進められていています。バイオガスは発電や温水に、汚泥や廃プラスチックはセメント原料にすることを目指しています。
実証プラントなどの施設の建設では費用が多くかかってしまいますが、既存の施設に併設することで、費用の軽減ができ、また原料が集めやすいと様々なメリットがあると感じました。ここでは、清掃工場との併設という点が個性がありおもしろいと感じました。ただ需要と供給が合わず、バイオガスをただ燃焼するだけという時間もあり、なにか有効活用ができないのかと考えさせられました。 (小野田研究室 梅澤 諒)
実際に実証プラントの様子を目にすることで、バイオガスへの理解をより深めることができ、同時に課題も見えてくるなど、とても有意義な視察となったようです。
皆さんのこれからの研究が、今後のエネルギー発展に繋がることを期待しています。
学生の皆さん、お疲れ様でした。