- ニュース
- 比研主催講演会「最高裁判所の人事構成:日本の最高裁判所の構成員データ分析」2025年11月8日(土)開催されました。
比研主催講演会「最高裁判所の人事構成:日本の最高裁判所の構成員データ分析」2025年11月8日(土)開催されました。
- Posted
- 2025年12月2日(火)
比研主催講演会「最高裁判所の人事構成:日本の最高裁判所の構成員データ分析」
【主 催】 早稲田大学比較法研究所
【共 催】 法学研究科(法曹養成専攻)・法学部・法学研究科
【日 時】 2025年11月8日(土)15:00-17:10
【会 場】 早稲田キャンパス 27号館302教室
【講演者】 Mark Levin(ハワイ大学教授)
【使用言語】英語
【通 訳】 なし
【世話人】 石田 京子(早稲田大学法学学術院教授)
【対 象】 学生、教職員、一般
【参加者数】40名(うち大学院生・学部生8名)
2025年11月8日、早稲田大学27号館302教室およびオンライン(Zoom)にて、ハワイ大学ロースクールのMark Levin教授をお招きし、「最高裁判所の人事構成:日本の最高裁判所の構成員データ分析」と題する講演会を開催した。 Levin教授は、日本法および日本の司法制度研究に長年取り組んでおり、特に裁判官人事や先住民族法の領域における研究で知られる。講演では、最高裁判所裁判官の出身、キャリアパス、ジェンダー構成などに関する詳細なデータが提示され、戦後から現在に至るまでの傾向が体系的に分析された。とりわけ、裁判官出身の多様性の乏しさや、近年の国際経験のある人材の多さなどが指摘され、司法の独立性や政策形成過程に与える影響について、鋭い指摘がなされた。参加者からは、司法の透明性、ジェンダー平等、法曹養成制度との関連性など、多岐にわたる質問が寄せられ、活発な議論が行われた。本講演を通じ、日本の最高裁構成の現状について改めて認識を深めるとともに、司法の多様性と説明責任の重要性を考える貴重な機会となった。