竹内 大介:OB・OGの声

竹内 大介:OB・OGの声
Posted
Wed, 22 Apr 2026

「自分が何者かを知る」ことの大切さ

竹内 大介[既修コース]

 

2012年 早稲田大学法学部 卒業
2015年 早稲田大学法科大学院 終了
2016年 司法試験合格
2017年 海外留学、71期司法修習生
2019年 弁護士登録
2019年1月~2024年11月 早稲田リーガルコモンズ法律事務所に所属
2024年12月 独立し、「Joseph法律事務所」を開設。現在に至る。

 

動画(YouTube):修了生メッセージ 竹内大介(弁護士)

ご自身の就職活動を振り返り、その流れについて教えてください。

 合同説明会や弁護士求人サイトに登録するなどの一般的な就職活動に加えて、後に入所することになる事務所のインターンシップや説明会に参加しました。同事務所は中規模事務所でしたので、定期的に同事務所のHPを確認し、インターンシップに関する情報などをチェックしていました。小規模・中規模の事務所については、採用をする年もあれば採用しない年もあり、また採用スケジュールもその年によって変わることがあるので採用情報は細かく確認するのが良いでしょう。現役のロー生やこれから就活をする学生には、できれば複数の事務所のインターンシップに参加することをお勧めします。もちろん、インターンシップで見ることができる範囲は限られていますが、実際に事務所に出入りすることによってその事務所の空気感やカラーを感じることができますし、業務についてのイメージもクリアになると思います。

 

就職情報はどうやって収集されていましたか。

 まず、就活情報の鮮度はフレッシュに越したことがないので、先輩に話を聞きました。先輩との付き合いがないという方は、先輩とのつがなりのある同期を通じて先輩から話を聞いてもいいかもしれません。また、同期とも情報交換をしました。やはり、皆が知っている情報を知らないというのは大きな出遅れになりますので、これは避けたいところです。
つぎに、自分が興味ある事務所に勤務している弁護士から、同事務所の理念、弁護士と事務員の空気感、アソシエイトへの指導の在り方、報酬システムなどについて聞きました。
さらに、業界全体を知るという意味では、実務家教員や知り合いの弁護士から幅広く話を聞きました。実務家教員の先生方はオープンに色々とお話をしてくださったので、とても参考になりました。

就職のために、在学中に取り組んだことはありますか。

 ロースクールにおける成績は採用の考慮要素になることが多いと思いますので、司法試験との関係のみならず、就活との関係においても、日々の勉強は怠らないというのが基本になります。
そのうえで、実務科目を履修したり、インターンシップやロースクール主催のイベント(「法曹カフェ」など)に積極的に参加したりすることが大事だと思います。このような機会は、弁護士との接点を作るという意味でも活用して欲しいと思います。
また、一般的な情報はネットで拾えますが、やはり人から見聞きする情報は重要だと思います。その意味で、縦・横のつながりをもつことも大事だと思います。上記の「知り合いの弁護士」というのも、ある日突然降ってくるものではなく、インターンシップ、ロースクール主催のイベント、あるいはバイトなどを通じて知り合うことができるものであり、適切な関係を築くことによって教えてもらえることもあると思います。

在学中の学修や取り組みが現在の仕事にどう影響していますか。

 問題の所在を見つける、その問題に関する過去事例や文献にあたる、そこから得られた規範に当該問題をあてはめる、その先の課題を検討するといったロースクールで学ぶ基本的な思考プロセスは、どのようなキャリアに進むんだとしても必ず役に立ちます。
また、インターンシップなどで見た弁護士のクライアントに対する接し方も実務に出てから役に立ちました。弁護士のスタイルは人それぞれで唯一の正解があるわけではありませんが、インターンシップなどではその弁護士の良いと思うところは取り入れ、反対に自分には合わないなと思うところも意識して見て欲しいと思います。
付け加えると、私は、在学中、留学生と仲良くさせてもらっていました。特に仲良くさせてもらった当時の留学生は、現在、カナダで弁護士として活躍しており、カナダが絡む案件が発生した場合には助けてもらうことがあります。このようなつながりを持てたこともワセローならではないかなと思っています。

後輩へのアドバイスをお願いいたします。

 現在のカリキュラムや在学中受験の存在を考えると、司法試験対策に追われ、たとえば実務系科目やインターンシップに積極的になれない方もいるかもしれません。もちろん、司法試験との関係でいえば、まずは合格することが最重要ではありますが、その先には社会における一実務家としてのあり方が問われます。もっと大きな目線でいえば、皆さんがどのような人生を送りたいのかという問いに向き合う場面があるかもしれません。このように長い目でみつめたときには、自分は何がしたいのか、自分はどういうことが好きで、嫌いなのか、何に重きを置いているのかといったことを考えていくことが重要だと思います。そして、このような思考を巡らすときには、その問いに答えを出すための経験を積んでいる必要があるでしょう。だからこそ、いまのうちに座学はもちろん、幅広く多くの経験を積んで欲しいと思います。それら一切の経験を通じて、皆さんが、自分にとってより良い選択をすることを心から祈っております。


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