早稲田大学人間科学研究科は、2022年9月より英語を使用言語とした大学院修士課程に「Educational Innovation and Communication Studies」[EDICS] を新設します。
人間科学分野に関心のある高い英語能力を持つ留学生を対象に、英語プログラムによる高度専門教育を通じて人間学領域の実務家・専門家として国際的に活躍できる人材を育成することを目的としています。
概要
- 新領域名称： Educational Innovation and Communication Studies [EDICS]
- 開設時期：2022年9月
- 使用言語：英語
- 修業年限：2年
- 修了必要単位数：30単位
本専攻の特徴
早稲田大学人間科学研究科では現代的な視点でヒューマニティーを深く理解し、より人間的な社会の実現を追求するための様々な革新的研究が行われています。現代社会における急速な科学技術や産業の発展は我々に様々な恩恵をもたらしましたが、同時にそれが地球環境を破壊し様々な形で人々のクオリティー・オブ・ライフを低下させることが大きな問題となっています。人間科学では既存の学問領域の垣根を超えた学際的な研究活動を行なうことで、現代社会が直面する様々な課題を乗り越えるための知見を創造し、より持続可能で機会均等な社会の実現とより人間的な生き方・ウェルビーイングを追求することが目的とされます。
英語による修士プログラムEducational innovation and Communication Studies (EDICS)では、世界各地から来た学生達が様々な現代的課題を解決するための教育イノベーション・コミュニケーション研究を教授陣・研究仲間とのアクティブで自由なディスカッションを行いながら進めて行きます。学生は指導教員のアドバイスを受けながらリサーチクエスチョンを決定し、自分自身のリサーチに取り組む中で認知科学、学習・教育心理学、メディアコミュニケーション、インターネット科学、比較文化、リーダーシップ・組織などの理論フレームワークや教育イノベーション・コミュニケーション研究を行うための様々な方法論やリサーチスキルを学んで行きます。
EDICSプログラムを卒業することで、学生は国際的な視点で国内外における教育リーダーシップ、教育メディア・カリキュラムデザイン、人材改発・組織コンサルティング、大学などの様々な分野で活躍することが期待されます。学生は自然豊かで屋外・スポーツ施設が充実した早稲田大学所沢キャンパスをベースに、将来様々なフロンティアでプロフェッショナルとして活躍するための必要な知識・経験・スキルを培って行きます。
キーワード
・イノベーションとサステナビリティ（Innovation and sustainability）
・ポストパンデミック教育（Post-pandemic education）
・実践連動型研究方法論（Practice-linked research methodology）
・言語・文化・グローバルラーニング（Language, culture and global learning）
教員からのメッセージ
井上 典之 教授（EDICSプログラムについて）
杉森 絵里子 准教授（人間科学学術院について）
熊野 宏昭 教授（人間科学学術院について）
里見 龍樹 准教授（人間科学学術院について）
在学生からのメッセージ
管 思清（大学院人間科学研究科博士後期課程（現行プログラム）、日本学術振興会特別研究員、留学生）
入試に関して
- 出願期間：2022年3月25日（金）~4月1日（金） ※国外出願者は締切日必着
- 選考方法：書類選考および面接
- 合格者発表：2022年5月27日（金）
- 2022年9月入学者向けの入試要項はこちら
