早稲田大学国際文学館 収蔵企画「大橋歩 村上ラヂオの版画展」
開催概要
『平凡パンチ』の表紙のイラストレーションでデビューを飾り、雑誌『アンアン』やファッションブランド「ピンクハウス」など、イラストレーション、デザイン、エッセイと、多岐に活躍、幅広い層から支持され続けている大橋歩。「村上ラヂオ」は、2000 年にスタートした『アンアン』の連載で、村上春樹のエッセイに銅版画で挿絵を 1 年間描いたもの。そして約 10 年後に復活、2012 年まで続く人気連載となりました。この連載をまとめた 3 冊の書籍『村上ラヂオ』、『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ 2』、『サラダ好きのライオン 村上ラヂオ 3』も刊行されています。早稲田大学国際文学館では、この度、大橋さんからの寄贈を受け、「村上ラヂオ」全 214点の銅版画を収蔵しました。本展は、これを記念して、「村上ラヂオ」の銅版画をまとめてご覧いただく展覧会です。あわせて、大橋さんの多岐にわたる仕事の中から厳選した作品もご紹介します。「村上ラヂオ」と大橋歩のイラストレーションがつくりだす、シンプルで豊かな世界をお楽しみください。
大橋歩(おおはしあゆみ)
1940 年三重県生まれ。多摩美術大学油絵科在学中に描いた、『メンズクラブ』のイラストレーションの仕事をきっかけに、1964 年創刊の『平凡パンチ』表紙イラストレーションを7年半にわたり担当。1980 年より 10 年間、ピンクハウスの広告を手がける。また『アンアン』で初めてのエッセイを発表。その後数多くの本を執筆している。1981 年「イオグラフィック」を設立、2002 年からは企画、取材、撮影、編集をひとりで手がけた『アルネ』を発行(〜2009 年 30 号)、2010 年からは『大人のおしゃれ』を発行した(〜2018 年 17 号)。2010 年にファッションブランド「a.」(エードット)を立ち上げる。イラストレーション、デザイン、エッセイの活動は、幅広い層から支持され続けている。
▼画像をクリックすると拡大表示されます▼
チラシのダウンロードはこちら
- 会期 : 2025年6月5日(木)- 9月21日(日)
- 開館時間:10:00〜17:00
- 休館日:毎週水曜日ほか ※詳細は早稲田大学国際文学館ウェブサイトでご確認ください。
- 場所 : 早稲田大学国際文学館 2階展示室ほか
- 主催 : 早稲田大学国際文学館