The Waseda International House of Literature (The Haruki Murakami Library)早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)

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紀要・報告書

紀要

『早稲田大学国際文学館ジャーナル』(Journal of the Waseda International House of Literature)は国際文学館が年に1回発行する国際学術雑誌です。日本語で書かれた文学に関する論考を、広く国際的に開かれたかたちで掲載していくことを目的としています。国際的視野を有する意欲的な投稿をお待ちしております。投稿原稿は審査委員による査読を経て掲載されます。
創刊号では「変容する<日本文学>空間」と題した特集を組んでいます。詳細については「特集趣旨文」、執筆要領と投稿規定をご覧ください。創刊号の特集では近現代を対象としますが、創刊号以降には近現代に限定しない論文募集も予定しています。

詳細

締め切り : 2022年4⽉30⽇(金)

早稲田大学国際文学館は、文学に特化した研究機関として、最先端の文学研究を推進すべく、日本語で書かれた文学に関する論考を掲載する機関誌を刊行する。創刊号では「変容する<日本文学>空間」と題した特集を組み、国際的視野を有する意欲的な投稿を募集する。創刊号の特集では近現代を対象とするが、創刊号以降には近現代に限定しない論文募集も予定している。

近代の文学空間は、さまざまな形で変容してきた。「文学」自体の外延が規定されていなかった明治初期を経て、見えてきた輪郭には長く「国文学」という名辞が使われたが、やがてそれは「日本文学」と呼ばれるようになった。しかしその「日本文学」も、日本人が日本語で異性愛男性の経験を書き、日本の出版市場で刊行されるものだけが優先される制度性が問われるようになった。近年では、「英語圏文学」(Anglophone Literature)や「フランス語圏文学」(Francophone Literature)に呼応するような「日本語文学・日本語圏文学」という言葉も使用されるようになり、また翻訳という視点を導入することで、「世界文学」システムのなかに日本文学を位置付ける試みもなされてきている。こうした変容は、自明視されていた枠組みが問われ、新しい問いのたて方が必要になったために生じたものである。

ではいま私たちに求められる新しい問いの立て方とはなにか。言語によって既存の枠組みを問い直す文学実践にはどのようなものがあり、そこにはどのような可能性が見えるだろうか。現在に焦点を当てるならば、私たちが意識しないまま前提としているものを露わにし、当たり前にすぎていく日常の認識を編成しなおすような言語実践は多く存在する。「人間」「環境」「世界」といった言葉に含まれていた認識にも、新たな考察が加えられつつある。また振り返ってみるならば、現実と呼ばれていたものを言語によって異化して新たな地平を作り出す試みは、モダニズムの時代の文体実験はもとより、戦後にも枚挙にいとまがない。大江健三郎や村上春樹など、かつて翻訳文体と呼ばれた実践もそうした異化の一部として考えられるだろうし、ジェンダー化あるいは民族化された身体や環境を言葉によって可視化する行為もここに加えることができるかもしれない。私たちが問うべき新たな問いの可能性を見据える論考を期待する。

  • 1. 『早稲田大学国際文学館ジャーナル』の発刊の目的に見合う論文であれば、特に資格は問わない。
    ※ なお、創刊号は特集論文のみ受け付ける。
  • 2. 原稿は日本語または英語で募集する。文字数は脚注を含め日本語12,000字〜16,000字、英語7000〜12,000ワードとする。
  • 3. 原稿は未発表のものに限り、他誌との二重投稿はできない。また、雑誌・書籍・Web(リポジトリ等を含む)での公開がすでにあったもの、博士論文の一部の写し、他言語で発表された論文の翻訳などは投稿できない。
  • 4. 原稿は、日本語・英語それぞれの執筆要領 (Style Guide)に則ったものを投稿するものとする。
  • 5. 投稿に際しては次の①〜④のファイルを添付のうえ、Eメールを下記の事務局メールアドレスに送ること。
    ① 原稿のPDFファイル(著者の名前を入れない)
    ② 原稿のWordファイル (著者の名前を入れない)
    ③ 論文の言語による要旨(日本語の場合は400字程度、英語の場合は300ワード程度)
    ④ 論文題目および著者の氏名(それぞれ日本語カナ表記、アルファベット表記)所属、職名、住所、Eメールアドレスを記載した別紙

    送り先:[email protected]
    メールの件名は「JWIHL・投稿」とし、④の各項目は、本文内にも記すこと。なお、論文を投稿してから三日過ぎても確認のメールが届かない場合には送付先アドレスに問い合わせること。

  • 6. 査読については「査読方法」に記されたルールに従い、厳密に行う。
  • 7. 論文などの著作権は著者に帰属する。ただし、国際文学館は著者の許諾により当該の論文などを最初に公開する権利および早稲田大学リポジトリに登録する権利を有する。著者が当該の論文などを自身の著作物に掲載する場合は、その原稿が本誌掲載である旨を明示する。
  • 8. 掲載を希望する図版等は出所を明記する。図版等の掲載の許諾については著者が行い、著作権問題が生じた場合には著者が責任を負う。論文の掲載が決定した場合には、著者には「著作権に関する確約書」の提出を求める。
  • 9. 採否に関する問い合わせには応じない。
  • 10. 執筆者の校正は第一校までとする。原則として校正時には事実および印刷時の誤りの訂正のみとし、大幅な字句の追加削除は認めない。
  • 11. 第一号への投稿の締め切りは、2022年4月30日とする。
審査方法
  • 1. 投稿論文については原則として1論文につき2名の編集委員が査読する。
  • 2. 2名の査読の結果、査読者間で大きく意見が割れて決着のつかない場合は第三査読者を立て、最終判定を行う。
  • 3. 原則として編集委員が査読を行うが、必要と判断された場合には編集委員外の適任者に査読を依頼する。
  • 4. 採否通知は以下のように行う。
    A 採用(字句・表現など若干の修正を求める場合もある)。
    B 改稿を求めるコメントを付して、今号への再投稿を促し、再審査を行う。
    C 投稿者にコメントを付して、次号以降への再投稿を促す。
    D 投稿者へのコメントを付さずに不採用とする。
1.原稿の体裁に関する規則

原稿はA4一段組、原則横書きとする。
本文は10.5point、注は9pointとする。
使用するフォントはM S明朝体、欧文はcenturyとする。
分量は投稿規定の「2」に従うものとする。ただし、半角文字は0.5字としてカウントする。
註は文末註とし、参考文献があれば論文末尾に置く。

2.文章の表記に関する一般規則

年号は原則として西暦とする。必要な場合は和暦を併記する。
用語、固有名詞等は基準の統一をはかる。
単位語などの用法は著者の習慣によって記述してよいが、基準の統一をはかる。
特殊な活字を用いる場合は、その都度指定する。

3.引用および注、参考文献に関する規則

引用に際しては典拠を必ず明記する。また、引用文献の表記そのままの場合は特記する必要はないが、旧字・旧仮名遣いを新字・新仮名遣いにあらためた場合、傍線や傍点など原文にない文章処理を行なった場合などはその旨を注記する。
注はそれぞれ当該箇所の右下、右肩に括弧に入れて付する。
引用および注、参考文献に関する情報は著者の習慣によって記述してよいが、基準の統一をはかる。ただし、いずれの場合でも頁数や雑誌の巻号など原典を特定する情報を漏れなく入れる。

4.図版に関する規則

原稿内に図版を入れる場合は、当該図版の論文内でのレイアウトを作成し、おおよその位置、サイズを指定する(指定がない場合はその旨をメール本文内に記載する)。
図版は1件ずつ版下として使用出来る形で準備し、それぞれ番号、説明を付す。
図版のスペースは所定の文字数に含まれない。
図版の出典が必要な場合は論文の最後に付す。

5.投稿に際しての注意点

投稿については投稿規定を必ず参照する。

報告書

国際文学館主宰のイベント・シンポジウムなどについてご紹介します。

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