Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
どらま館

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【どらま館企画】『ちょっとだけ “めんどくさい” 俳優になるためのワークショップ』

開催にあたって

日本とフランスの二拠点で活動されている俳優の竹中香子さんをお招きして、俳優向けワークショップを行います。竹中さんがフランスで学んだ俳優教育の知識と経験を日本の俳優に向けて用意した、俳優がクリエイションの現場に立つための基礎を身に着ける内容です。演劇のジャンルや出演経験に関係なく、俳優を志す人にとって非常に有意義な機会になると思います。
わたしは、演劇の現場でハラスメントが起こる要因のひとつには、ひとつのものを、みんなで、つくる、そういった場面での話し合いの仕方/リテラシーを学んでいないことが大きいと思っています。
演出家と俳優の関係の非対称性だけが問題なのではなく、いかにしてお互いを尊重したまま、双方の意見を交わし創作を実践するのか、ということを振る舞いの技術として学ぶ必要があると思います。竹中さんにワークショップを依頼して打ち合わせする中で、この2日間がその手引きになると感じています。(どらま館 宮崎)

実施概要

裸になれと演出家に言われたら、裸になるのか?
裸になれと演出家に言われたら、裸になれることが、いい俳優なのか?
「俳優」は、あくまでも人間の仕事。
「俳優」だからって、指示されれば、なんでもできるわけではないし、むしろ、なんでもできてはいけないと思う。
片方からの「提案」に対して、もう片方からの「問い」が立つことによって、双方の「コミュニケーション」が生まれる。
創作の現場で必要なコミュニケーションについて考えながら、ちょっとだけ「めんどくさい」俳優をめざす2日間。

日時:6月11日(土)、12日(日)
両日とも13:00-17:30(予定)
(原則、通し受講。見学は1日から受付します。)

1日目:フランス演劇教育に関するレクチャー+「待つ」エクササイズ
2日目:テキストからグループごとに場面を立ち上げていくエクササイズ

会場

早稲田小劇場どらま館(2F)

対象

役者志望の早大生、早大公認サークル所属学生、早大公認サークルに入会を予定している他大生

定員

10名程度(先着順)

予約

https://www.quartet-online.net/ticket/kyokotakenaka
*原則、参加は両日通し受講です。ご参加の方は、予約フォームの「6月11日13:00 11, 12日両日参加」を選んでご予約をお願いいたします。見学は1日から受付いたします。
*ご不明点等ございましたら→[email protected] (担当:目黒、関口)まで

講師プロフィール

竹中香子(たけなかきょうこ)
2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。2017年より、日本での活動も再開。さまざまな大学でフランスの演劇教育や俳優のハラスメント問題に関するレクチャーを行う。
2021年、3ヶ月間の研修と3箇所の教育機関での演劇教育実習を経て、「創作を支える『コミュニケーション力』を育てる」俳優教育論を書き、フランス演劇教育者国家資格を取得。現在、スイスの Theater Neumarkt との共同制作で、市原佐都子作・演出『蝶々夫人』ヨーロッパツアーに参加中。2022年クンステンフェスティバルデザールで初演を迎えた市原佐都子の新作『マダム・クリザンテーム』出演。また、太田信吾演出作品『最後の芸者たち』にコラボレーターとして参加。

Dates
  • 0611

    SAT
    2022

    0612

    SUN
    2022

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