Waseda Shogekijo Drama-kan Theater早稲田小劇場
どらま館

News

12/12〜 システマ・アンジェリカ×劇団くるめるシアター『家出たち』

時は2121年― 宇宙移住が現実となり、 ばあちゃんとペンギンと朧げな記憶と宇宙を旅する少女 くろぐろとした海と舞を踊るふたり 幻を作るヒトと幻に惹かれるヒューマノイド 「通りに溢れる虹のカケラを あなたにひとつ、ぼくにもひとつ」 ー遠いようで近い未来のおはなし

公演詳細

チラシ

チラシを見る

期間

2021/12/12(日)〜

上演形態

映像配信

脚本・演出

おーまち紅音

出演

秋葉彩弓(劇団森)、カキョ 、久世栞鈴 、黒川優 、皐月、 周苦楽 、那海 、三角琴花 、矢野まりあ

声の出演

藤井心帆

ちょい出演

氷見大陸人、 藤原種沟

料金

無料

予約

予約する

スタッフ

  • 舞台監督:金子蓮恵
  • 舞台監督補佐:藤原種沟 、堀井夢香 、山田洸
  • 脚本補佐:あきやま
  • 音響:今道えり
  • 音響補佐:전수현、のぐのぐ
  • 照明:桂田仄
  • 照明補佐:伊藤柚(しらすの夕立ち)、大野瑠璃
  • 舞台美術:舞台美術研究会
  • 制作:吉田菜那子(劇団森)
  • 制作補佐:森山一真
  • 広報:餅月みか
  • 広報補佐:みなみなみ
  • 宣伝美術:しばいぬこ
  • 宣伝美術補佐:卯月りん
  • 振付:加糖みるきぃ 、小泉蘭
  • 衣装:松岡すみれ
  • 衣装補佐:花津
  • 演出助手:久世栞鈴 、黒川優 、皐月 、品川紋三子(みんなぼ¬ち)、氷見大陸人 、藤井心帆 、餅月みか
  • 映像:エイの庭中飛行
  • 舞台写真:コトデラシオン

 

稽古場インタビュー

劇団くるめるシアター企画公演『家出たち』の舞台は、今から100年後の近未来。旅する宇宙船の中と、地球外への移住進む東京の、二つの場面がパラレルに展開されるSFファンタジーである。チラシのビジュアルにもあるように、パイロットである主人公の少女はおばあちゃんとともに宇宙を航行する。「宇宙」と「おばあちゃん」という組み合わせはSFにしては大変珍しいが、このことが劇に大きな軸を与えているように感じた。

くるめるシアターは9月の新人公演以降、精力的に公演を実施しており、10月にはみんなぼ¬ち『きゅうり、なす、ストロベリーキャンドル。』、12月にはadd9-RAYプロデュース『Ob-(Re)-vious』などが上演された。

来年頭の本公演へ向けて、『家出たち』もここに軒を連ねている(ちなみに『家出たち』でアキ役を演じる皐月さんはみんなぼ¬ちにも出演、add9-RAYでは振付を担当するなど大忙しだ)。

はじめて脚本・演出を担当する主宰のおーまちさんは、『ブレードランナー』や『Detroit: Become Human』などのSFが好きで、宇宙船内の機器などは映像をプロジェクターで投影するなど演出にもこだわっている。登場人物にも、「メモリー」と呼ばれる謎の二人組や人工ペンギンなど、SFならではのキャラクターが多くいるようだ。

この一方で、『家出たち』のテーマは「別れ」である。おーまちさん曰く、アメリカ留学中に感じたさみしさの経験から、心のよりどころである「家」とそこからの別れについて考えたことが執筆の動機になっているそうだ。SF的世界と、「別れ」や「なつかしさ」という人間味ある要素がどのように組み合わさるのかは今作の見どころだろう。

演劇は、夢だ。ただ上演では必ずしも夢が現実になっているわけではない。しかし、そのこと自体も含めて、観客とともに夢を見れることが演劇の魅力の一つだ。そんな希望が「SF」と「おばあちゃん」のあいだに垣間見えるかもしれない。

(どらま館制作部 浜田誠太郎)

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/culture/dramakan/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる