公演詳細
チラシ
期間
2021/12/3(金)~2021/12/5(日)
劇場
脚本・演出
弌葉英晃
出演
幸村希美 、若武佑華、 加藤鈴 、堀井夢香 、安い丈博 、卯月りん 、小野正龍 、倉田そら 、葉山洸太 、星りこ 、山崎祐貴
声の出演
加藤鈴 朱莉
料金
無料(フリーカンパ制)
予約
タイムテーブル
2021年12月 | ||
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3日(金) | 12:30 | 17:00 |
4日(土) | 12:00 | 17:00 |
5日(日) | 12:00 |
スタッフ
- 舞台監督: 佐藤
- 舞台監督補佐 :金子蓮恵 、硝子サウルス、 山田洸
- 制作 :U-4
- 制作補佐 :加藤鈴、 藤原種沟 、矢野まりあ
- 音響 :のぐのぐ
- 音響補佐 :城戸杏菜 、弌葉英晃、 みなみなみ
- 映像 :弌葉英晃
- 宣伝美術 :朱莉
- ゲネ写撮影 :沖田大悟(劇団森)
- 照明: 石田覚士(クラゲの逆襲)
- 照明補佐 :伊藤柚(しらすの夕立ち)
- 舞台美術 :片句リコ
- 舞台美術補佐 :青科紅人 、皐月 、高田ゆきな 、ハイビスカス元親 劉許強
- 衣装 :花津
- 振付: 皐月
- 演出助手 :会田周平 、カワイコチャン強右衛門 、硝子 、藤原種沟 、堀井夢香
稽古場インタビュー
今回お邪魔したadd9-RAYプロデュース システマ・アンジェリカ×劇団くるめるシアター企画公演『Ob-(Re)-vious』の稽古場の第一印象は「自由」だった。通し前というタイミングだったこともあり、変更点の確認やダンスの最終確認がおこなわれる傍ら、俳優が演出助手と共に自主的に読み合わせや立ち稽古などを行なっていた。
場ごとに俳優の組み合わせが異なるとのことで、ひとつの稽古場で複数の稽古が同時進行しているのが印象に残っている。
振付を担う皐月さんは、「世界と時間軸を超えていろいろ繋がっているお話なので、違うパートでも同じ振りを使ってたりしています」と話す。実際、振付の指導の様子を見ていると、ストーリーや登場人物、使用している楽曲のイメージを汲みながら、振付が作られていることを実感する。
物語は「どSF」だと主宰・脚本・演出を務める弌葉英晃さんは話す。ここ1年、コロナ禍で演劇制作をするなかで、「演劇/映像」の話の前提にある、「演劇らしさ」について考えるようになったという。「生で観ても、これは演劇なんだろうか、と思われるものに挑戦したい」という思いが今回の作品の根幹にあるそうだ。
作品については、「会話劇でも、群像劇でもなく、テンポも悪い」とも話されており、特にテンポや話し方にはこだわりがあるようだった。役者の方とお話しした際も、「話し方についてけっこう指摘されることが多いです」とおっしゃっていた。
稽古の様子を見ていて音から作っているように感じた、ということをお話しすると、「私の作品はいつもそうだと言われます」と笑う弌葉さん。無意識ながら、曲のイメージが先行してあり、そこから喋り方やそのリズムが生まれてるかもしれない、とのことだった。また、実際に使用してはいないが、モチーフとなる楽曲があり、そこから影響を受け作品ができあがっているらしい。Twitterでは、そうしたモチーフを映像や写真を使って表現しているそうなので、ぜひそちらもチェックしてみてほしい。
「演劇にはあまりないジャンルの『わからなさ』を体験してもらえたらなあと思っています」
「分からないけれどおもしろい」と思ってもらいたい、という観客に分かられない可能性を恐れない姿勢が、作品にどう反映されているか、上演が楽しみだ。
(どらま館制作部 冨田粥)