はじめまして、私は体を観察することを通してダンス作品を作ってきました。体を観察するといっても外からまじまじと見るというのではなくて、自分が体をどんな風に感じるか? 意識を体に向けて深く感じてみるというものです。今回のワークショップではその観察の手法をみなさんと一緒にやってみたいと思います。
私はダンスをやっていますが、この手法は演劇をされる方にとってもいろいろな可能性を引き出す効果があります。なぜかというと、体は想像しているよりもずっと自分の知らない要素を隠し持っているものだからです。その要素を見つけていくことで、自分の知らない側面を引き出すことができます。
例えばただ「立っている」というだけでも無数の立ち方があるはずです。あるいは、意識の持ち方や、向け方によって大きな違いが生まれてきます。一緒に観察し、その延長線上で実験してみましょう。
手塚夏子
【内容】 ※本講座は7/18-7/20の通し受講となります。
7月18日(木)18:30-20:30 体の地図を描く。体の一部に意識を集中するとどうなるか?
7月19日(金)18:30-20:30 体に意識を向けつつ、体から外にも意識を向けてみる
7月20日(土)18:30-20:30 意識の持ち方や向け方で立ち方、歩き方、物の見え方がどう変化するか?
手塚夏子
ダンサー、振付家。01年より自身の体を観察する『私的解剖実験シリーズ』始動。体の観察から、関わりの観察へと移行しつつ12年までに同シリーズ6作品に突入。また、自分自身がいったい何の上に立っているのか?という問いに向き合い、民俗芸能の調査に熱中するようになる。18年からもうひとつの活動拠点としてベルリンでも活動を始めている。
【会場】
【参加費】
無料
【定員】
15名程度
【対象】
早稲田大学在学生、早稲田の演劇サークル所属の学生(要学生証/演劇サークル公演フライヤー提示)
※今回の催しは一般の方の募集はしておりません。ご了承ください。
【予約】
予約する
【お問い合わせ】
早稲田小劇場どらま館
Twitter:@waseda_dramakan