「弱いい派」と考える〈弱さ〉の意味
私たちは現在どこにいるのでしょうか? どこから来て、どこへ行こうとしているのでしょうか? 様々な言葉が飛び交い、何が真実で何が虚偽なのかわからなくなっている現代、私たちは誰もが自分自身を見失っているのではないでしょうか。
2019 年度春の自主ゼミは、演劇ジャーナリストの徳永京子さんが「弱いい派」と名付けた演劇に焦点を当て、毎回「弱いい派」からゲストをお招きし、桃山商事の清田代表と雑談しながら、現代における「弱さ」の意味を考えます。新たな人間関係を構築するための視座を探ることで、見当識を取り戻せればと願っています。
5月のゲストは、「ゆうめい」の代表、池田亮さんです。どこでも見かけそうな生々しい人々による「なさそうだけどあったこと」をテーマに作品を作り続けるゆうめいの池田さんをゲストに迎え、「強さ/弱さ」の「/」のあたり、そして「弱さ」から見える「強さ」について、あれこれ伺ってみます。下北ウェーブ2017で上演された『弟兄』は、中学で壮絶ないじめを受けた池田さんの体験を現在に視点から描く強烈な「私・演劇」でした。自主ゼミ・予習の時間ではこの『弟兄』の映像をノーカットで見ます。
第2回
日時
5/28(火) 19:00-21:00くらい
ゲスト
池田亮(ゆうめい・代表、脚本家・劇作家・演出家・美術家・俳優)
会場
早稲田大学戸山キャンパス 33-438教室
予約
どなたでも/聴講自由/途中参加あり
第2回目のための予習
5/21(火) 19:00- 早稲田大学戸山キャンパス33-438教室
ゆうめいの作品『弟兄』(2017)の映像を見ます。
主催
文芸ジャーナリズム論系・水谷ゼミ