
※ビジュアルは、過去に開催したときのものです。今回はオンラインではなく現地開催になります。
企画意図
「どらま館談話室(再び)」と称して、9月、週に1回ほど、どらま館部室でおしゃべりの場を開きます。
本企画の担当者である宮崎は、2018年4月から劇場制作マネジメントという役職で、企画制作や学生スタッフのマネジメントに従事してきましたが、9月末で任期を迎え、次の方にバトンを渡すことになりました。ついては、任期を終える前に、これまでお世話になった方や遠目にはお互いを見知っている学生・卒業生の方々、あるいは一般の方でも、所属を問わず、おしゃべりできる機会をつくれないかと思いました。劇場としては、本当に特殊な位置にいるどらま館ですので、ちょっとしたことが次の可能性に繋がると思っています。ぜひ、この機会にいろんな方にお会いできれば幸いです。
また、この春からは、どらま館制作部のメンバーが、毎週金曜の夜、在学生に対して、個人の企画検討やサークル運営、演劇活動全般の悩み相談の場を開いてきました。この時間も、同じような目的で活用できるので遠慮なくお越しください。問いの形になる前のモヤモヤしてうまく話せない段階でも構いません。なにかあればぜひ。
当日、予定している時間は、会場で仕事をしていますので、基本予約は不要ですが、もしも、おひとりで話したい、まとまった時間を取ってほしい等の希望があれば、事前に、問い合わせにあるメール宛てにご連絡いただければと思います。よろしくお願いします。
振り返ると、どらま館では、2020年にどらま館制作部が発足して以降、演劇を中心に活動する学生に軸足を置いて「ひとの集まり」を考えてきたように思います。演劇は、集団創作で、ひとりひとりが集まりに「参加」して行われるものですが、演劇サークルという限られた条件で「ひとの集まり」を考えるだけでも、その複雑さ・難しさに直面することが多かったです。
様々な来歴や思想を持つ学生が集まる早稲田という地域で、出来ること・考えられることには、まだまだ眠った可能性があると思います。
今後も、早稲田では、学生や演劇人が、自分を「参加」させて演劇をつくると思いますが、どらま館と接点を持つことで、その時間の質が変わり、もう一歩踏み込んで世の中と関わる元気が出てくるような、そんなメディアにどらま館がなっていくといいなあと思います。
宮崎晋太朗
「どらま館談話室」は、2020年に、当時のどらま館制作部メンバー高本彩恵さん、伊藤鴎さんによって、コロナ禍で、だれもが、どこに向かえばいいかわからない中で、演劇に関心のある学生や、新入生のために話を聞く場所をつくろう!という意志のもと企画されました。(当時の企画詳細はこちら)
本企画は、あのときのおふたりの行動力と意志にあやかって、企画タイトルをお借りしました。
企画概要
日時
9/4(月) 19:00~21:00
9/11(月) 19:00~21:00
9/18(月) 19:00~21:00
9/25(月) 19:00~21:00
9/29(金) 19:00~21:00
対象
どなたでも
定員
とくになし
予約
不要
会場
早稲田大学30号館(学生会館)東棟3階 E329
参加費
なし
問い合わせ
*お問い合わせの際は、件名に【談話室(再)】、本文に氏名、ご所属を添えてご連絡ください。
プロフィール
早稲田小劇場どらま館 劇場制作マネジメント
宮崎晋太朗(みやざきしんたろう)
在籍期間:2018年4月~2023年9月
◆任期中に関わった主な公演・制作した企画◆
2018:WS『はじめてのスタッフワークワークショップ』、公開対談『大学と劇場、街と劇場』、どらま館×遊園地再生事業団『14歳の国』、『どらま館ショーケース2019』
2019:新歓企画『どらま館シンポ01』、招聘公演「鴎座極私的演劇宣言2019『火曜日はスーパーへ』/『HER VOICE』」、萩原雄太WS『演劇レビューを書く』、いぬのせなか座WS『詩的言語をつくる』、手塚夏子WS『体を観察していろいろな立ち方を見つける』、招聘公演関連企画『「音から映画」からシネマの再創造へ』、招聘公演「シネマの再創造・パフォーマンス『清掃する女』」『憲法と身体』、講座『つくる人のための演劇史ゼミ』、WS『ぼくらの制作ワークショップ』
2020:どらま館制作部の立ち上げ・以降企画監修、WS「円盤に乗る派『ウォーターフォールを追いかけて』ドラマゼミ」、近藤瑞季WS『演劇で傾聴する』、早稲田ウィークリー『往復書簡』
2021:招聘公演関連企画「『ウォーターフォールを追いかけて』を読む」、「円盤に乗る派『ウォーターフォールを追いかけて』リクリエイション」、記事企画『あのとき、私は―OBOGワークショップ編』、WS『繋ぐ。OBOGワークショップ』
2022:『JDTA学内上映会 vol.1 演劇ユニットブス会*』、公開インタビュー『俳優、安藤玉恵』、自主企画『どらま館ワークインプログレス』、細馬宏通講座『チェルフィッチュを読み直す』(第一期・第二期)、竹中香子WS『ちょっとだけ“めんどくさい”俳優になるためのワークショップ』、桜井圭介講座「『日本・コンテンポラリーダンス・ゼロ年代』を再見する」、近藤瑞季WS『「演出」って何だったっけ?―聞くことと語ることを通して「演出」を再考する』、講座『岸井大輔の創作クラス』、音楽LIVE『音楽の夕べ「かえる目」』、アートプロジェクト『隈裏びらき』、谷田部美咲WS『俳優のための演技ラボ ーなにもしないを面白がるー』、竹中香子WS『演劇社会人準備委員会』、若手校友企画『モミジノヘヤ』
2023:自主企画『手探りの準備』、学生企画『ひとりでできるもんサークル夏の新人育成WS』、招聘公演「Kawai Project vol.8『悪い仲間』」、招聘公演「シネマの再創造・リブート『石巻ハ ハジメテノ 紙ノ声、、、reverse』・『清掃する女:亡霊』、『JDTA学内上映会 vol.2 市原佐都子/Q』、勉強会『他者の言葉を語る身体のスキャンダル』、学生企画『シナリオ研究会初期作品上映会―黎明期の学生映画』