6月8日(月)に数学科教諭の太田洋平先生による講義「対称群によるエニグマの解析」が実施されました。
この講義は、第二次世界大戦でドイツにより運用されたエニグマ暗号機を対称群という数学的概念を用いて解析する方法を紹介するものです。
対称群はあみだくじに代数構造を定めたもので、とても具体的な計算を行うことができます。
講義ではまず、対称群とその積や逆元を定義し、サイクル分解・共役類などの数学的道具を用意し、その性質について具体例を交えながら紹介しました。
その後エニグマの内部構造と、ドイツ軍による運用方法を紹介しました。
最後に暗号文の最初の六文字が同じ三文字の繰り返しを変換したものであることを用いて、エニグマ暗号機の解析を行いました。
参加した学院生からは、「結構難しかったけれど、少しずつゴールに進んでいく感覚がよく感じられて、とても楽しく聞くことができました」、「完璧に理解することはできなかったが、仕組みはわかった。もう一度講義を受けたいと思った」といった感想が寄せられました。






