【学院生寄稿】スイス・サマープログラム参加レポート
早稲田大学と高大連携協定を結ぶ「スイス公文学園高等部」(スイス・レザン)が主催するサマープログラム「Summer in Leysin 2026」(以下SIL2026)に、本学3年の岩間さんが参加しました。岩間さんは学内選考を経て参加者に決まり、7月11日から8月15日までの5週間、現地でのプログラムに取り組みました。この度、岩間さんより、SIL2026の体験内容や学びについての寄稿をいただきましたので、ご紹介いたします。
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この夏、私はSILプログラムに参加させていただきました。SILプログラムとはカナダ、アメリカ、ニュージーランド、タイ、ベトナムなど様々な国から学生が集まり、スイス公文学園で一緒に5週間を過ごすプログラムです。留学期間中は寮生活を送り、平日は学校で授業を受け、休日はスイス国内のチョコレート工場を見学したり、イタリアやフランスなどの近隣諸国にも訪れたりしました。
留学前は少しでも英語での会話に慣れるために、オンライン英会話のレッスンを毎日受けること、またスイスの文化について調べることをしていました。留学中はスイスで過ごす特別な一日一日を大切にしたいという思いから勉強も兼ねて、自分が体験したこと、それについて思ったことや感じたことについて細かく英語で日記をつけていました。
留学中の学校の授業は、ただ席に座って先生の説明を聞く受動的なものではなく、編み物で自分の作品を作ったり自分たちで一からボードゲームを考案したり、普段学べないことについて能動的に学ぶものが多く、どれも本当に楽しいものでした。フランス語の授業もあったのですが、そこでは新しい言語を学ぶ楽しさに目覚め、実は日本に帰国してからも仏検合格を目指してフランス語の勉強を続けています。
スイス公文学園はスイスのレザンという街のなかに位置しています。雄大な自然に囲まれた場所で、望む景色はどこも本当に素晴らしいものでした。特に学校の友人たちと早朝から山を登り、その山の頂上から見た幻想的な日の出は一生忘れられない光景です。

学校のハイキングで見た日の出の瞬間
休日はスイスの首都ベルンをはじめフランス、イタリア、ドイツにも訪れました。ベルンに訪れた際、ベルン大聖堂を見学したのですが、その建物とステンドグラスの美しさは鳥肌が立つほどでした。また行く先々で訪れたヨーロッパの街並みは、どこも童話から飛び出したようなかわいらしさで今も鮮明に記憶に残っています。
このプログラムを通し、スイスでかけがいのない思い出をたくさん作ることができましたが、その中でも一番印象に残っているのは、国境を越えて多くの友達ができ心から親しくなれたことです。SILプログラム中、生徒は全員学校内の寮でルームメイトと生活します。私のルームメイトはフィリピン出身の女子学生でした。私は自分の英語力に正直自信がなく、最初はルームメイトと5週間生活できるか不安だったのですが、一緒に生活をするうちに自然と仲が深まっていくのを感じました。今まで私は学校の授業や英会話教室の中でしかあまり英語を使ってこなかったのですが、ルームメイトやSILでできた友達とは、日常の些細なことや週末に訪れる様々な国・場所での会話など、普段は日本語で行っているようなやり取りを英語で行うことができました。その過程で今までと比べて自分の英語力の成長を実感できたと同時に、国境を越えた友達と今回ほど仲良くなれたのも初めての経験でとてもうれしく思いました。プログラムから数か月たった今でも、ルームメイトだった友達とは連絡を取り合う仲です。たとえ相手の言語に堪能でなくても仲良くなることはできると気づくことができ、英語を話すハードルがぐっと下がりました。

学校内のプレイグラウンド(運動場)の様子
普段の生活や授業の中で、うまく英語が伝わらないこともあり悔しい思いもしましたが私にとって大きな成長の機会であり、それも含めてたくさんの素晴らしい経験をさせていただきました。特に自分の英語力に関しては、ネイティブスピーカー同士の速いスピードの会話に対するリスニング力と、授業でのディベートや専門的なトピックの議論などで必要となる語彙力がまだ足りないと気づくことができたため、帰国後の今もモチベーション高く語学の学習に取り組むことができています。
スイスは本当に魅力的でこの国が大好きになりました。将来は語学力をさらに磨き、世界を舞台に働ける大人になって、成長した姿で再びスイスに戻ってきたいと考えています。この夏に得たかけがえのない経験や刺激、そして素晴らしい人々との出会いを一瞬の思い出で終わらせず、自分の将来への糧としてこれからも大切に紡いでいきたいです。

雄大な自然が広がるレザン
早稲田大学本庄高等学院 岩間日奈美




