展示概要
江戸時代、日本は世界でも有数の出版大国でした。それまで学問や贈答を目的とする高尚な存在だった書物が、町人の間にも広く浸透した要因のひとつには、ストーリーの面白さと挿し絵の充実化があったと言われています。本企画展では、当館の所蔵する絵入り本の中から、江戸時代前期(17世紀~18世紀初め)に出版された資料と、その挿絵の数々をご紹介します。通俗的なものから美しい挿絵まで、その背景にある江戸時代の書籍流通や出版文化にも迫ります。
日時・場所
会期:2021年10月1日(金)~11月11日(木)(日曜閉室)
時間:10:00~18:00
場所:早稲田大学総合学術情報センター2階展示室
- 入場無料。図書館入館資格のない方でもご覧いただけます。
- 次の日曜日は開室します:10/24、11/7
- 次の日程は17時閉室となります:10/24、11/5、11/6、11/7
来館時の注意
新型コロナウイルス感染防止対策のため、来館時には必ず事前に「図書館展示室での企画展観覧にあたって」をご確認ください。
展示品リスト
伊勢物語、文正草子、竹斎、平治物語、仁勢物語、源氏物語、京童、東海道名所記、吉原こまざらい、はちかづき、的中地本問屋、江戸雀、好色一代男(大坂版)、好色一代男(江戸版)、好色江戸紫、山路の露、武道伝来記、日本永代蔵、忠臣身替物語、世間胸算用、百人一首像讃抄、役者口三味線、若草源氏物語、色ひいな形、魂膽色遊懐男
バーチャルミュージアム
本展示内容の一部は、オンラインでもお楽しみいただけます。
教育・総合科学学術院の中嶋隆教授による解説動画も公開しています。ぜひご覧ください。