目次※下記の目次から各パートにジャンプします。
1.はじめに
本ページは、就職活動をする早大生の皆さんが、主体的に情報を得るためのツールやポイントを紹介します。
「OB訪問はやったほうがいい」などと言われる一方で、動ける時間は限られているし、できれば実際に会う人は事前に絞り込みたいと思っていませんか?そのためには情報収集が大切になりますが、就職ポータルサイトなどから得られる情報は全体のどの部分なのでしょうか。本当に知りたい情報は提供されているのでしょうか。
こちらで紹介するのは「有価証券報告書」「日経バリューサーチ」「日経テレコン21」「東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリー(DCL)」等、基本かつ王道と言われるものです。これを機会にぜひこれらのツールを使って、自分の一歩を踏み出してください。
2.有価証券報告書
少しとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、全く難しいものではありません。この後紹介する他のツールと違う点は、これは「企業が自ら発信している情報」だということです。目次立てが全て同じなので、複数の企業や、過去のデータなどと比較しやすいのが特徴です。
有価証券報告書を閲覧する方法を説明します。ここでは「学術情報検索」の画面から、「リサーチNAVI」をクリックして、「24.有価証券報告書を閲覧するには」を選択します。その中から「日経バリューサーチ」を選択しましょう。
3.日経バリューサーチ
「日経バリューサーチ」は、有価証券報告書も閲覧できる一方、日経が第三者の立場で分析した情報を得ることもできます。
「日経バリューサーチ」は「学術情報検索」の「データベースを探す」の下にある検索窓からも検索可能です。最初は「必ずお読みください/Read Before Use」を確認しましょう。また、同じ画面の「リサーチNAVI」では、テーマごとにデータベースをまとめていますので、その中から「23.企業情報を探す(国内編)」を選択しても、同様に利用することができます。
4.日経テレコン21
「日経テレコン21」も、早稲田大学が契約するデータベースです。このデータベースでは、日経の各新聞記事の検索、人事情報の検索などが可能です。
先ほどの「学術情報検索」の画面から「日経テレコン」と入力して検索すると、「日経テレコン21」がリストに表示されます。こちらも最初は「必ずお読みください/Read Before Use」を確認しましょう。なお、「おすすめのデータベース」や「リサーチNAVI」からも利用することができます。
「日経テレコン21」で得られる情報を質問項目ごとに表にしてみました。どんな情報が得られるのか、確認してください。
5.東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリー
「東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリー」は、『会社四季報』をはじめ下記スライドに記載がある資料に掲載されている雑誌記事や企業情報を得ることができます。
このデータベースも、「学術情報検索」から利用してください。
6.新聞記事・ビジネス雑誌
新聞記事から、気になる業種や企業を調べることができます。早稲田大学では、下記スライドにある新聞記事データベースを契約していますので、効率よく調査することができます。
ビジネス雑誌を利用するには、WINEで雑誌タイトルを検索、または「学術情報検索」でデータベース名を検索してください。
『週刊東洋経済』『日経ビジネス』『プレジデント』『週刊ダイヤモンド』といったビジネス関係雑誌を利用して、第三者がその企業や業種をどう分析しているのか調べたり、社長のインタビュー記事を読んで見識を深めることも有効です。
一方、一企業や一業種にこだわらず、今、世の中で何が起ころうとしているのかを、俯瞰的に捉え、一次情報からきっちりと押さえることも必要です。ポイントは 1)官公庁や自治体の情報、2)規制や補助の動向も視野に入れることです。
また、幅広くと言っても全てのソースをチェックすることはできません。以下のような文献に的を絞って情報を収集してください。
7.得する早大生
「正確な情報を、早く、しかもタダで得ることができる」
情報社会において、これはかなりアドバンテージが高いと言えるでしょう。せっかく早稲田にいるのですから、早大生の特権を最大限に活用してください。嘘のない情報や、盛っていない情報を冷静に比較することで、その企業の「人となり」が見えてきます。
また、キャリアセンターを活用しない手はありません。自分が今どの位置にいるのか、何を行うべきなのかを把握し、次の一歩に踏み出す意味でも、まずはキャリアセンターのホームページを確認してください。
相手を知ることで、その反射として自分を知ることができます。就職活動、自分が何を大切にする人間なのか、なぜ働くのかなど、普段あまり意識しない事柄に向き合ってみる機会にしてはいかがでしょうか。「自分らしい就活を。」
こちらのページは、2022年5月に作成しました。
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以上