Waseda University Library早稲田大学図書館

News

ニュース

OCLC Asia Pacific Regional Council Meeting 2017が早稲田大学で開催されました

2017年11月29日、30日の2日間に渡り、OCLCのアジア・パシフィック地域会議が、早稲田大学で開催されました。
OCLCとは、世界各国の大学や研究機関から組織される図書館コミュニティで、世界170ヶ国・地域の72,000以上の機関が参加する「世界最大の書誌ユーティリティ」でもあります。今年のアジア・パシフィック地域会議は、早稲田大学図書館協力のもと、早稲田大学国際会議場を会場に開催され、国内外から200名以上の図書館関係者が参加しました。

写真・スライド(OCLCウェブサイト)

OCLC Asia Pacific Regional Council Meeting 2017ウェブサイト

 

Day1(11月29日)

Day1午前のセッションは、会議議長の挨拶から始まり、続いて、建築家・伊東豊雄氏、早稲田大学ビジネススクール・川上智子教授による基調講演が行われました。伊東豊雄氏は、自身が設計した多摩美術大学図書館、せんだいメディアテーク、ぎふメディアコスモスなどの紹介を通じ、利用者にとって魅力的な「場」を提供する図書館のあり方について講演されました。川上智子教授は、兵庫県伊丹市立図書館での利用者との関係性を重視したCo-creation活動などを例に、マーケティングの観点から、「電子書籍の現状と未来」について講演されました。

建築家 伊東豊雄氏による基調講演

早稲田大学 川上智子教授による基調講演

午後のセッションでは、ヴァン・ルベック(Eric Van Lubeek) 副社長から50周年を迎えたOCLCの現状報告が、アジア・パシフィックサービスのツァイ(Shu-En Tsai)部長からアジア・パシフィックの主要なトピックの報告が行われました。その後、会議は「Re-thinking the Library Space」、「Engaging Your Users」、「New Strategic Directions」、「Connecting Regions with Global Infrastructure」の4つの分科会に分かれ、それぞれのテーマで講演や参加者からプレゼンテーションが行われました。

OCLC ヴァン・ルベック副社長による報告

OCLC ツァイ部長による報告

夜に開催されたレセプションでは、早稲田大学茶道研究会によるお点前、竹友会による琴と三味線のパフォーマンスが披露されました。国外からの参加者にとって日本文化に触れられる機会となり、好評を博しました。

早稲田大学茶道研究会によるお点前

早稲田大学竹友会による琴と三味線のパフォーマンス

Day2(11月30日)

Day2午前のセッションは、OCLCのプリチャード(Skip Prichard)社長の講演「A shared vision for a smarter future」から始まりました。プリチャード社長は、様々な業界を例に、変革のスピードがアップしていること、図書館も例外ではなく、視野を広げて状況を判断し、多様性を受け入れることが必要であることを語りました。次に、OCLC Researchのストリームズ(Sharon Streams)部長から、「Scaling the Impact of Libraries Through Learning Networks」と題し、OCLCWebJunctionの話題として、「公共図書館における学び」について講演がありました。午前のセッションの最後には、会議に参加した図書館が事前に作成したライトニング・トーク(ごく短時間で行われるプレゼンテーション)のビデオが投影され、続けて、スマートフォンのアプリを使った投票が行われました。その結果、香港理工大学のビデオが優秀作として選ばれました。

OCLC プリチャード社長による講演スライド

OCLC Research ストリームズ部長による講演

午後のセッションでは、まずニュージーランド国立図書館のマクノート(Bill Macnaught)氏から、ダイバーシティ(多様性)の問題解決を図る「知」のシステムとして、OCLCと協力して目録・貸出管理システム「Te Puna」を構築したことが紹介され、続いて、OCLCのカシュテ(Axel Kaschte)部長から、新サービス「Syndeo」の解説がありました。さらに、タイの州立大学図書館ネットワークPULINET (Provincial University Library Network)のパッタナキアトポーン(Wararak Pattanakiatpong)委員長から、これまでの総合目録とネットワーク、ILLとローカル情報、学術図書館の標準化の歩みと、今後の専門家養成、ILL拡張、研究主体の図書館標準化などの計画が語られました。

ニュージーランド国立図書館 マクノート氏による講演

OCLC カシュテ部長による講演

会議の締めくくりとして、国立情報学研究所・喜連川優所長による講演が行われ、国立情報学研究所の様々な取組を紹介した上で、新産業構造「Society5.0」、データの重要性について語られました。

国立情報学研究所 喜連川優所長による講演

会議の最後には、「今回のテーマ「the smart library」という言葉から何を思い浮かべるか?」という問いかけに、会議参加者がアプリで入力した「collaborate」「creativity」「space」「evolve」「inspiration」「innovation」など様々な単語がスクリーンにタグクラウドの形で浮かび、来年の会議は、11月28日、29日にタイ・バンコクで開催されることが発表され、議長のアンダーソン氏の「図書館の価値を信じる」という言葉とともに、今年の会議は閉会しました。

早稲田大学中央図書館での集合写真

※詳細なレポートは、紀伊國屋書店「OCLC News 第21号」をご参照ください。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/library/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる