高田早苗記念研究図書館のある2号館は、1925年に早稲田大学図書館として竣工し、1934年、1955年と増築を重ねて現在の建物となりました。 1991年に安部球場跡地に中央図書館が開館したため、空きスペースとなった2号館の書庫部分を利用して、早稲田キャンパス内にある政治経済学部、法学部、商学部、教育学部、社会科学部の教員図書室、および関連する研究所図書室の図書を集約して、新しい図書館を設置する構想が生まれました。こうして誕生した図書館は、学苑の初代学長、第三代総長をつとめられた早稲田四尊の一人である高田早苗先生(1860年~1938年)を記念して「高田早苗記念研究図書館」と名づけられ、早稲田キャンパスの研究図書館として1994年4月1日に開館しました。 2006年には蔵書数が52万冊を超え、書庫が満杯となったため、芸術・言語・文学の分野の図書を中央図書館等に移管し、社会科学系の研究図書館としての位置付けを明確にして現在に至っています。
高田早苗記念研究図書館へは、羊の石像のある2号館南側の入口から建物に入り、3階フロアから入館します。(北側入口は會津八一記念博物館入口になります。)書庫は8層の開架式です。利用は教職員・大学院学生が対象です。それ以外の方の利用については「利用案内」をご覧ください。
*2号館南側入口の石羊一対は中央図書館所蔵のゴルドン文庫に含まれているものです。