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《企画展》プレイボーイ、ワシントンスクエア・ブックショップ、グリニッジヴィレッジ 1919-1924: よく分からない歓びの軌跡(9/18-11/7)

たまには「よく分からない歓び」に流されてみよう。

展示チラシ(初号表紙:1919/裏面あり。クリックして、ダウンロード)

ニューヨークのマンハッタン島にグリニッジヴィレッジと呼ばれる地区があります。19世紀末頃、伝統的な価値観にとらわれない「ボヘミアン」たちが移り住んで以来、長きにわたって、アメリカ東海岸におけるカウンターカルチャーの中心地だった場所です。今回ご紹介する雑誌「プレイボーイ」は、そんなヴィレッジ(とよく略されます)にて、1919~24年に出版されました。第二次世界大戦後に同じくアメリカで創刊され、日本でもよく知られている「プレイボーイ」や、今もコンビニで見かける「週刊プレイボーイ」とは、別物です。

編集者であり出版者のエグモント・アレンスは、当時、ヴィレッジにある書店ワシントンスクエア・ブックショップの店主でした。後にインダストリアルデザイナーとして大成するかれは、書店の経営と並行して、確かな目で記事を集め、自身の印刷機でこの雑誌を刷りました。誌面は、今なお刺激的です。それぞれの道で名を馳せることになる若いアーティストや作家、詩人たちの作品が、かっこよく詰め込まれています。「プレイボーイ」の寄稿者たちの来歴に目を向けると、多くがヴィレッジの住人だったことも分かります。ワシントンスクエア・ブックショップは、開店以来、人びとをつなぐ拠点でもあったのです。

2号表紙(1919)

本展では「プレイボーイ」全号をはじめ、アレンスやワシントンスクエア・ブックショップに関連する資料を出陳します。副題にある「よく分からない歓び」は、アレンスによる創刊の辞から取りました。「プレイボーイ」にはたしかにそう呼べそうな、当時のヴィレッジを包んでいたエネルギーが満ちています。大学生活においては、いろいろな不安がつのり、考え過ぎてしまうこともあるかもしれません。本展を通じ、時には重たい内省を手放して、やりたいようにやろうと思える勇気を得てもらえれば、幸いです。

本展は、近年、多方面でパートナーシップが深まる慶應義塾大学メディアセンターさまにご協力いただきました。この場を借りて、篤く御礼申し上げます。

早稲田大学図書館

 

日時・場所

3号表紙(1919)

会期:2025年9月18日(木)~11月7日(金)
時間:10:00~18:00 / 日曜日10:00~17:00
場所:早稲田大学総合学術情報センター2階展示室

  • 入場無料。図書館入館資格のない方でもご覧いただけます。
  • 臨時短縮開館日(~17時):9/20(土)、9/27(土)、10/30(木)、10/31(金)、11/1(土)
  • 閉室日:9/23(火・祝)

 

 

展示品リスト

展示室にて配布

バーチャルミュージアム

Coming soon…

協力

慶應義塾大学メディアセンター

4/5号表紙(1919)

7号表紙(1921)

9号表紙(1924)

8号表紙(1923)

 

Dates
  • 0918

    THU
    2025

    1107

    FRI
    2025

Tags
Posted

Mon, 25 Aug 2025

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