The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) , Waseda University早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

その他

佐野 洋輔 講師

佐野 洋輔 SANO, Yousuke

早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター講師(任期付)
研究者データベース

人生の転機とWAVOCへの道のり

第一の転機は、大学生のときに探検部というサークルの活動でインドネシアを訪れたことです。洞窟探検のために、ポーターとして雇った先住民の方たちとともに、熱帯雨林で2週間ほど寝泊まりしました。自分たちが日本から持ち込んだテントとインスタント食品で不自由に過ごす中、先住民の方たちがその辺の木を切ってきて即席の小屋を建て、獣を狩り、山菜を採ってきて調理する生き生きとした姿に驚きました。この人たちの森との関係を学びたいと思い、大学院に進学し、インドネシアに通うようになりました。

第二の転機は、大学院生のときに、調査のためにインドネシアの先住民の村で2年間暮らしたことです。ある家族の一員として迎え入れていただき、小屋の建て方から狩猟のやり方まで、森で生きていく術を教わりました。帰国後には、日本でも森とともにある暮らしを実践しようと山村地域へと移住し、しばらくは研究から離れ、自分で家を建て、猟犬を育て、日々森で獣を狩る生活に身を置いていました。結果的に、猟師として日本の獣害問題に深く関わるようになりました。

第三の転機は、インドネシアで一緒に研究してきた先輩が急逝したことです。先輩と取り組み始めていたインドネシアの水銀汚染の問題について、自分が引き継ぐことになりました。そして、学生とともにこの問題に取り組んでいきたいと考えるようになり、WAVOCにたどり着きました。

自分にとってのWAVOCの魅力は?

WAVOCは、さまざまな学部から個性豊かな学生たちが自分の意思で集う場であると思っています。そのような熱意ある学生たちと教員が、同じ目標に向かって近い距離で取り組めることが、私にとってのWAVOCの魅力です。

授業や活動するうえで大切にしていること・学生へのメッセージ

学生が自分自身の課題として受け止められるよう、工夫するようにしています。「自分の問題」として向き合うことで、責任をもって取り組むことができ、学びもより深まるからです。
私が主に扱っているのは、開発途上国における環境問題です。それらも多くの場合、日本の現在の暮らしと深く結びついています。遠い国の問題としてではなく、私たち自身の暮らしとのつながりの中で考えてもらいたいと思っています。

学生時代に何かに夢中になり、時間をかけて取り組んだ経験は、卒業後の人生を支える大切な軸になるはずです。WAVOCでの活動を通じて、そんな機会を届けられたら嬉しく思います。

今後、WAVOCで実現したいこと

第一に、開発途上国の環境問題について現場で学ぶインドネシアでのスタディツアーを開催したいです。現地で活動している日本のNGOの協力を得ながら、開催を計画しています。

第二に、早稲田大学の学生とインドネシアの学生が、水銀汚染問題の解決について日本でともに学ぶスタディツアーを、熊本県水俣市で開催したいです。現在、インドネシアでは零細小規模金採掘の隆盛により水銀汚染が広がっていますが、現地ではこの問題が深刻に受け止められていません。水俣病事件で深刻な水銀被害を経験し、水銀の問題についての知見を蓄積してきた水俣だからこそ、学べることがあるはずです。

第三に、インドネシアの水銀汚染地域でボランティアプロジェクトを実施したいです。上記のスタディツアーを通して問題やその解決について学んだ日本とインドネシアの学生たちがチームとなり、活動に取り組めたらと考えています。

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