岡田 美優 OKADA, Miyu
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター講師(任期付)
研究者データベース

人生の転機とWAVOCへの道のり
人生の転機は、大学3年生のときに始めたパラスポーツのボランティアでした。大学の先生に「パラスポーツのボランティアやってみない?」と誘われたことがきっかけで、パラスポーツに関わるようになりました。
もともと10年間ハンドボールに取り組んでいたことに加え、両親が特別支援学校の教員であったことから、スポーツと障害者支援の双方に関心を持っていました。また、東京パラリンピックの開催が決まっていた時期でもあったため、「何らかの形で関わることができるかもしれない」という期待もありました。
その後、パラスポーツの魅力に深く惹かれ、さらに学びを深めるため、パラスポーツ先進国であるドイツに1年間留学しました。
ドイツには、障害のある人が参加できるスポーツクラブが各地に存在し、障害者が身近な地域で気軽にスポーツに参加できる環境が整っていました。また、ドイツでは車いすバスケットボールがプロスポーツ化しており、地域の住民が「チケット代を払って」試合を観戦し、推しの地元チームや選手を応援していました。
日本では、障害者が地域でスポーツをしている姿すら見たことがなかったのに…
お金を払って障害者スポーツの試合を観に行くなんて、考えたこともなかったのに…
私は、日本とドイツの大きな違いにとても驚くとともに、
「なぜこのような違いが生まれるのだろうか?」という問いを持つようになりました。
ドイツから帰国した後は、大学院に進学してスポーツマネジメントの研究を行うとともに、一般社団法人Knocku(のっきゅー)という非営利法人を立ち上げ、パラスポーツのクラブチームを新宿と千葉の2箇所に設立しました。
そして、現場で培った経験とアカデミックなキャリアを活かしたいと考えていたときにWAVOCと出会いました。これから早稲田大学の学生の皆さんと一緒に活動できることを、とても楽しみにしています。
自分にとってのWAVOCの魅力は?
WAVOCの魅力は、学生のうちにさまざまな現場に出て、社会課題と向き合い、自分自身ともとことん向き合う機会が得られることだと思います。
私が学生の頃は部活動に明け暮れていて、学校以外の「外の世界」に出ることがありませんでした。気づいたら大学3年生の後期になり、「このまま何となく就職でいいのかな?」と思っていた時に、たまたまボランティアに出会えたことで、今の自分があります。
みなさんの人生の転機となる出会いや経験を、このWAVOCの授業やプロジェクトで提供できたらと思っています。
授業や活動するうえで大切にしていること・学生へのメッセージ
授業や活動を行ううえで、私が大切にしていることは、学生が「自分と向き合うこと」です。
授業を通して、さまざまな出会いや経験を得ていくと思いますが、そのときに「自分がどう思ったのか」「何を感じたのか」を言語化し、自分自身と社会課題との接続部分(つながり)を見つけていくことで、より自己理解が深まり、社会課題が「自分ごと化」していくと考えています。
自分ととことん向き合えるのは、学生のうちだからこそ得られる貴重な機会だと思います。
私が学生の頃、自分と向き合うきっかけになったのは、「何か新しいことに挑戦して失敗したとき」でした。失敗すると、否応なく自分と向き合うことになります。もちろん、しんどさを感じることもあります。
だからこそ、ぜひみなさんには活動を通してさまざまな挑戦を重ね、多くの失敗も経験してほしいと思います。
今後、WAVOCで実現したいこと
私の授業やプロジェクトに参加した学生が、大学内で新たなプロジェクトやサークルを立ち上げるようなことがあれば、とても素敵だと思います。
全力でサポートしますので、「何か挑戦したい!」「成長したい!」という学生の皆さんは、ぜひ一緒に何かやりましょう!




