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「『嫌われたくない症候群』が引き起こす矛盾は、社会に多く存在している」 文学部1年・大場さん

文学部1年 大場さん

「『嫌われたくない症候群』が引き起こす矛盾は、社会に多く存在している」

以下の動画は2020年度に受講した学生によるプレゼンテーションを再編集したものです。

COMMENT: 学生の語りを分析する

指標1 「自分と相手の気持ち想像し、自分の言葉で語れるか」

自分のやってきたことが否定され残念、納得できない、悲しくなった…と、多角的に自身の心境を表現しています。相手の気持ちに関しては、「裏切られたように感じたかもしれない」「自分のはっきりしない態度が気に入らなかったかもしれない」というように、相手の立場に立った想像ができています。

指標2 「関連した社会課題を見つけ、有機的に説明できたか」

彼は、自分の立場を守りたかった(=嫌われたくなかった)がために、本音を出せずリーダーにも女子たちにも信頼されなかったのだという結論に達しました。そして、長期的な信頼関係を築けなくするこのような態度を『嫌われたくない症候群』と名付け、それは社会に広く蔓延しているものだと指摘しています。自身の体験を普遍的な社会の課題に繋げ、分かりやすく表現した点が評価できます。

指標3 「体験から学びへの意欲を見出すか」

その克服は「生きていくうえでの課題」だとし、大学を卒業し社会に出た後にまで話が及んでいます。自分に自信を持ち、誠意をもってさまざまなものに取り組んでいくことを心がけようとする姿勢に、学びへの意欲を見出せます。

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