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「『自己否定による他人任せ』は、後輩だけではなく自分にもあてはまる社会の課題だった」 文学部3年 藤田さん

文学部3年 藤田さん

「『自己否定による他人任せ』は、後輩だけではなく自分にもあてはまる社会の課題だった」

COMMENT: 学生の語りを分析する

指標1 「自分と相手の気持ち想像し、自分の言葉で語れるか」

自分の気持ちについては、「『ざけんなよ』と言葉がでそうなほどの怒りや悔しさ」という言葉によって、多面的な気持ちの表現ができています。相手の気持ちについても、「自分なんかが幹部ができるかわからないし、実感がわかない」というように、単にやる気がないだけではない相手の立場に立った想像ができています。

指標2 「関連した社会課題を見つけ、有機的に説明できたか」

この学生はまず、「ミーティングに行かない」と後輩が言った背後には、「自分がやったところで何も変わらない」と自分を過小評価させる力があることに気がつきました。そして、この力は「僕が言っても後輩は変わらない」という自分の考え方にも影響を与えていると気づきました。そして、二人の背景にある共通の力を「自己否定による他人任せ」という社会の課題として表現しています。このように普遍性を持つ社会の課題としてストーリーを展開させたことが体験と社会の課題との有機的なつながりを表現した点として評価できます。

指標3 「体験から学びへの意欲を見出すか」

体験からつながる社会の課題を、「自己否定による他人任せ」という自分の言葉で表現したことにオリジナリティがあります。それは、今後さらに、同じような力が違った場でも働いている可能性を見出す契機となっているはずです。

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