The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) , Waseda University早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター（WAVOC）

【教員便り】ソーシャルビジネス起業プロジェクト
「カーボンニュートラル実現に向けたアイデアコンペティション」で入賞しました！！

岩井　雪乃（平山郁夫記念ボランティアセンター准教授）

みなさん、こんにちは。早稲田ボランティアプロジェクト（ワボプロ）「ソーシャルビジネス起業プロジェクト」担当教員の岩井です。

ソーシャルビジネス起業プロジェクト（以下、ソービズ）は、東京電力ホールディングス株式会社および早稲田大学カーボンニュートラル社会研究教育センター（WCANS）主催の 「カーボンニュートラル実現に向けたアイデアコンペティション」 に参加しました。

今回のテーマは【『CN』×『？』で学生のみんなとつくる　未来の“ワセマチ”】がテーマでした。

ソービズからは 2組・計4名がエントリーし、77組の応募の中から最終審査（11月8日実施）へと駒を進めました。審査の結果、見事にいずれのチームも入賞する快挙を達成しました！！

昨年度はソービズから4組がエントリーし2組が入賞しました。今年度はエントリーした2組がどちらも“2位相当”にあたる賞を獲得するという、さらに大きな成果となりました。
能登半島地震・豪雨の災害復興支援ボランティア活動の経験を重ねるなかで、社会課題の現場を自分ごととして捉え、参加学生のアイデアもより実践的で地に足のついた内容へと深化してきています。

これからもソービズの活動を温かく見守ってください！！

＜受賞結果＞
★環境デザイン賞（2～4位相当）＆ オーディエンス賞（賞金合計15万円）
小町 優奈さん（政治経済学部4年）
提案タイトル：『WASEDA CIRCULAR CLOSET』

・参加者の声
私が提案したのは、「早稲田大学内で服回収や販売イベントを行い、服を循環させる」アイデアです。「カーボンニュートラルのコンペティションにて、なぜ服を題材にしたのか？」と疑問に感じられるかもしれませんが、実は服を生産する際には大量のCO2が排出され、さらにその多くがゴミとして焼却されている現状があります。私たちが毎日着ている服が、実は環境に悪影響を与えています。そこで、服を循環させることを提案しました。
ソービズの活動では日々様々な社会課題について議論しており、普段生活しているだけでは中々気が付かない社会課題への感度が高くなります。そんな活動があったからこそ、「この社会課題を解決したい」「こうすれば解決に近づくのではないか」と真剣に考え、本気で訴えかけることができました。

★CNデザイン賞（2～4位相当）（賞金10万円）
チーム『東京ゑ里帰〜s』
江澤 康太さん（社会科学部2年）
河田 鈴菜さん（商学部2年）
藤本 みのりさん（文化構想学部1年）
提案タイトル：『Wase-Eco-Eat 早稲田大学から始まるお得にフードロス削減！』

・参加者の声
私たちは、大学生協（以下、生協）での廃棄予定食品の情報提供（毎週金曜日の学生会館でのセット販売を通じて、生協の廃棄予定食品を「見える化」）することで購入を促し、フードロス削減およびCO2排出を抑制するアイデアを提案しました。
普段ソービズでは社会問題の解決方法を考える際に商品、サービスの提供に関わる全ての人の立場に立ちそれぞれにメリットが生まれることを意識しています。今回のアイデアを考える際にもそのことを意識し、生協、学生、地球の三方良しの魅力的なアイデアを生み出すことができました。
また、コンペティションを通じて生協、スーパー、飲食店、などの廃棄予定の食品に目がいくようになりました。私たちができるフードロス削減と、その先にあるCO2排出抑制のための購買・消費行動を見直す良いきっかけとなりました。これからも持続可能な“ワセマチ”実現のためのアクションを続けていきたいです。

▶最終審査の様子はこちら