プロジェクト紹介
タンザニアのセレンゲティ国立公園周辺地域で、アフリカゾウによる獣害問題が深刻化している農村で活動している。対策として、養蜂箱を設置してミツバチでゾウを追い払ったり、ワイヤーフェンスの設置などを試みている。ゾウ対策と並行して、小学生との交流、村人との交流企画を実施して関係を深めている。また、日本国内の野生動物との共存問題に対しても働きかけようと、千葉県鴨川市で活動を始めている。
エピソード
相手の想いを想像する
文化構想学部卒 山田陽子
日本にいたときの私には、“日本人としての自分”の立場からしか物事を見ることができなかった。動物園でしかゾウを見たことがなかった私は、ゾウを殺すのは悪いことで、ゾウは穏やかな生き物で、貴重な動物だから保護しなければいけないんだ、と思っていた。でも、タンザニアに行き、実際にゾウに荒らされた跡が生々しく残った畑を目の当たりにすると、とてもそんなことは思えなかった。この活動をしていなかったら、いつまでも私は日本人の観光客としての立場からしか物事を見ることができなかっただろう。しかし、今は、そこに暮らしている人々がどんな思いで暮らしているのかを知っている。このことを通して、獣害問題だけに限らず、ある問題と向き合う時に、自分と違う立場の人がどんな思いでいるのかを想像する努力ができるようになった。
主なフィールド/ パートナー団体 |
タンザニア・セレンゲティ国立公園周辺地域、千葉県鴨川市大山地区 / タンザニアNGO SEDEREC |
---|---|
時期・内容 / 募集 | 週一回のミーティング、タンザニア活動8月、国内農村活動2-3か月に一度。 / 5月に募集 |
参加者 | 10名 |
代表者氏名 | 滝澤遼太 文化構想学部 4年 |
自己負担額 | 約30万円 |
問合せ先 | [email protected] WAVOC担当:岩井 雪乃(教員) |