The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) , Waseda University早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

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【教員便り】「スポーツ×ビジネスで社会は変わるのか? 〜ドイツで活躍するパラアスリートと学ぶ、『誰もがスポーツに親しめる社会づくり』のヒント 〜」セミナー&ワークショップ 開催報告

【教員便り】「スポーツ×ビジネスで社会は変わるのか? 〜ドイツで活躍するパラアスリートと学ぶ、『誰もがスポーツに親しめる社会づくり』のヒント 〜」セミナー&ワークショップ 開催報告

岡田 美優 講師 (平山郁夫記念ボランティアセンター)

2026年5月15日(金)、早稲田キャンパス 大隈ガーデンホールにて、早稲田大学ボランティア・アカデミー「スポーツ×ビジネスで社会は変わるのか? 〜ドイツで活躍するパラアスリートと学ぶ、『誰もがスポーツに親しめる社会づくり』のヒント 〜」セミナー&ワークショップを開催しました。学内外から多くの皆さまにご来場いただきましたことを、この場を借りて御礼申し上げます。

当日はイベント冒頭に、私から日本のパラスポーツの現状と課題、ならびにドイツの事例についての基礎的な情報のレクチャーを行いました。

レクチャーでは、日本における障害のある方と障害のない方のスポーツ環境の差について、スポーツ実施率やスポーツ施設数に関するデータを紹介するとともに、私が実務家として活動する中で感じている現場での課題感を共有しました。その後、ドイツのスポーツクラブ数やクラブ経営の実態について説明を行いました。

次に、ゲスト講師の赤石選手によるトークセッションを行い、ドイツのパラスポーツ現場で活躍する赤石竜我選手から見た、ドイツと日本のさまざまな違いについて語っていただきました。

赤石選手の話を聞いた参加者からは、ドイツと日本の観戦文化の違いをきっかけに「障害者スポーツに対する捉え方の違いや、障害のある方への配慮のあり方について考えを深めることができた」という意見がありました。

岡田 美優 講師

赤石 竜我 選手

Köln99ers vs Rhine River Rhinosの試合を観戦

トークセッションのあとは、赤石選手が出場したドイツのブンデスリーガの試合を観戦しました。

私と赤石選手で試合実況&解説を行い、車いすスポーツならではのルール(選手の身体機能に応じたクラス分け)や見どころ(車いすの転倒シーン)を紹介しながら観戦を行いました。
パラリンピックメダリストや国別代表選手の多さについても説明があり、参加者の皆さんは競技レベルの高さに驚いていました。

試合観戦の後は、実際にスポーツ用車いすに乗って動いてみる体験を行いました。私から車いすに乗る際の注意事項について説明した後、赤石選手から車いす操作の方法を教わりました。

参加者からは初めての車いす操作に戸惑いながらも、体験を通して「思ったより軽い!」「思ったより動きやすい!」と、車いす操作を楽しんでいました。
また、赤石選手によるデモンストレーションも行われ、体幹のみで車いすを操作したり、後ろ向きで自在に操作したりする姿に、参加者の皆さんは驚きの表情を浮かべていました。

体験の最後には、希望者6名で「列車つなぎ」というレクリエーションを行いました。

先頭の人が乗っている車いすの背もたれ部分に後ろの人がつかまり、さらにその後ろの人が順番につながっていき、列車のような形でゴール地点まで移動するチャレンジを行いました。参加者の皆さんは、とても楽しそうな様子でした。

スポーツ用車いすに乗車している参加者

列車つなぎのレクリエーション

車いす体験終了後、イベントのまとめとして、学びを言語化するワークを行いました。
ワークでは、「今日のイベントで一番印象に残った言葉やエピソード、体験は何か」をテーマに、グループディスカッションを実施しました。

ワーク後には、数名の参加者に各グループで話し合った内容を共有してもらいました。参加者からは、ドイツと日本におけるパラスポーツを取り巻く環境や、障害のある方との関わり方の違いについて考えたという声が聞かれました。また、メディアにおける障害の取り上げられ方や社会における障害の捉え方について意見を交わす場面も見られました。
参加者それぞれが、講師の話や他の参加者との対話を通じて、多様な視点に触れながら理解を深めている様子がうかがえました。

イベントの最後には、講師を含め全員で集合写真の撮影を行いました。学生からは「楽しかった!」という声や、「アジアパラ競技大会を観に行きたい」「岡田先生のスタディツアーに参加したい」といった感想も聞かれ、イベント終了後も赤石選手に熱心に質問する学生の姿が見られました。

本イベントが、パラスポーツや障害者を取り巻く社会課題について関心を深め、自分なりの行動につなげていくきっかけとなれば幸いです。

ディスカッションの様子

参加者と講師の集合写真

 

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