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留学レポート:ドイツ体育大学ケルン【第1回】

2019年10月1日~2020年3月11日, スポーツ科学研究科の森川 稜さんがスーパーグローバル大学創成支援事業による支援を受け、ドイツ体育大学ケルンに留学し、Human Technology in Sports and Medicine(TSM)というコースに参加しました。

以下は森川さんによるレポートです。

2020 Top Global University Project
Health Promotion: The Joy of Sports and Exercise
Graduate Students Academic Travel Support

帰国報告書

早稲田大学、スポーツ科学研究科
修士課程
森川 稜
渡航先:ドイツ体育大学ケルン、ドイツ

Ⅰ. 海外派遣制度について

私は、2019年10月1日から2020年3月10日まで、スーパーグローバル大学プログラムを通じて、交換留学生としてドイツ体育大学ケルンで1セメスター過ごした。その5カ月間の報告をまとめる。

Ⅱ. ドイツ体育大学ケルンについて

バディのアレックス

ドイツ体育大学はドイツ西部のノルトライン=ヴェストファーレン州、ケルン市内に位置する。ヨーロッパ最大、ドイツ唯一の体育学専門の大学だ。国際化にとても積極的な大学で2012年には62か国だった学生の出身国を2019年には93カ国まで伸ばしている。そのため、インターナショナルオフィスの職員、トレーニーはみな留学生を温かく向かい入れてくれた。
サポート体制も確立されており、日常生活、授業登録、課外活動まで面倒をみてもらった。サポート体制の中で特に助かったと感じるのがバディシステムだ。留学生一人に対して、ドイツ体育大学に通う学生が一人ついてくれる。私のバディはアレックスという学生で、買い物をする場所、諸々の手続き、何かわからないことがあったらすぐ連絡を取れる存在がいてくれたおかげで、何不自由なくドイツ生活のスタートがきれた。お気に入りのドイツレストランやカフェに連れて行ってもらい、ドイツに馴染めるよう気遣ってくれたので非常にありがたかった。

Ⅲ. ドイツ体育大学での授業について

私は、ドイツ体育大学のHuman Technology in Sports and Medicine(TSM)という修士課程の1セメスター目の学生としてコースに所属した。ドイツでは1年生、2年生という数え方ではなく、何学期(セメスター)かで数える、従って日本の数え方で言えば、修士1年生の一学期目の生徒としてこのコースに所属した。

実際に受講した時間割

ドイツの修士課程で一番感銘を受けたことは、このコースを受講していると将来のビジョンが見えてくることだ。このコースを修了した時、この業界で活躍できる、このスキルをもった人材に育っていてほしいという学校側からのメッセージ性を感じた。そのスキルを獲得するために一つ一つの授業があると考えると、学ぶ目的を見失わないため自然とモチベーションも維持することができた。
また、ドイツ体育大学の授業構成の2つの特徴が知識定着に役だったと感じる。1点目は、実践的なアウトプットに重きが置かれていたことだ。座学の授業であっても、必ず一回はプレゼンテーションの機会が設けられており、与えられた課題に対して自分の考えが求められた。もう1点は、授業間の連携がとられていることだ。水曜日のデータ計測の授業で取得したデータを水曜日の統計の授業で解析を行い、火曜日の材料力学で学んだ知識を水曜日の解剖学の授業で活用するといったように、1つ1つの授業が孤立することなく、先生方が連携をとって一つのコースを作り上げられていた。
私は将来スポーツメーカーの研究開発チームに就きたい。その目標を毎日忘れずに充実した学習生活を送れたのは紛れもなく、今所属しているコースがその目標に直結しており、なんのための授業なのか、なぜ学ぶ必要があるのかを常に意識させてくれたこと、また実践に近いアウトプットを日々行えたためだろう。

Ⅳ. ケルンでの生活

ドイツでの生活については、食文化、サッカーという2つのセクションに分けて簡潔にまとめたい。
初めに食文化について。ドイツは言わずとも知れたビール大国だ。地方ごとにビールに名称があり、それぞれに特色がある。ケルン地方のビールはケルシュと呼ばれ、ケルシュグラスという専用のグラスで飲む。ケルシュメーカーは20弱あり、その多くがBRAUHAUSと呼ばれるレストランを経営している。BRAUHAUSでは質の高いドイツの郷土料理が提供されている。どの料理をとってもビールが飲みたくなる絶品だった。

続いてはサッカー。ドイツのサッカー人気は想像をはるかに超えたものだった。ブンデスリーガのスタジアムはおよそ8万人の観客席があり、毎試合チケットは売り切れになる。サッカー専門のスタジアムであるがゆえに最前列はフィールドとゼロ距離、また観客席の斜面はとても急で最後方の席であってもフィールドとの距離が近く臨場感がある。ファンの熱量も高く、サッカー好きのみならず楽しめる環境だった。また、サッカーは人々のライフスタイルにも大きく影響を与えている。例えば、ブンデスリーガの4部の選手であってもサッカーだけで暮らしていけるほどの年棒を稼ぐから驚きだ。5部、6部のチームでも、勝利給が支給されるチームがある。プロサッカー選手への夢を追いかけ5部のチームに入団し、アルバイトをしながら練習する過酷な環境から3部まで駆け上がった選手もいる。キャリアを積み重ね、プロアスリートへの夢を追いかける人はやはり輝いて見えて、尊敬、応援したい仲間にも巡り合い、キャリアについて考える刺激をもらった。

ブンデス リーガ ドルトムント観戦

Ⅴ. 最後に

留学を考えている学生にはチャンスがあるのであれば、逃さないでほしい。言語も文化も何もかもわからない環境に飛び込むのはとても怖く戸惑うが飛び込んでしまえばなんてことはない。振り返ってみたらなぜ怖がっていたのだろうと思うことばかり。できないことはできるようにするチャンス、知らないことは知るチャンスだとポジティブに捉えて留学にぜひチャレンジしてもらいたい。
留学プログラムを実現するために尽力して頂いた早稲田大学とドイツ体育大学、双方の職員、全ての方々に感謝を述べたい。特に、このプログラムを勧めていただいたスポーツ科学部国際担当の矢内先生、渡航前から帰国後までサポートしてくださった早稲田大学職員の方に感謝の意を示したい。ケルン体育大学で過ごした5カ月間は一生忘れることのない記憶だ。私の価値観、思考、行動の全てに非常に大きな変革をもたらしてくれた、最高に充実した留学生活だった。

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