世界に貢献する高い志と人間力・洞察力を持ったグローバルリーダーの育成
世界の平和と人類の幸福の実現に貢献する独創的研究の推進
Waseda Ocean構想における目的を達成するために、3つの具体的な目標を掲げるとともに、目標達成に向け6つの具体的な取り組みを行います。
3つの目標の実現に向け、具体的な数値目標を以下の通り掲げます。
平成25年度 | 令和5年度 | ||
中長期受入れ研究者数 (平成24年度:2位) |
810人 | → | 1,600人 |
---|---|---|---|
中長期派遣研究者数 (平成25年度:5位) |
179人 | → | 500人 |
外部研究資金受入れ額 | 102億円 | → | 150億円 |
科学研究費採択件数 (平成25年度:12位) |
883件 | → | 1,400件 |
QSランキング100位以内の分野数 | 5分野 | → | 18分野 |
先行モデル拠点に集中的に本事業の資本を投入し、優秀な研究者や大学院生が本学に集う研究・教育環境を整備します。それによって、本学に集う研究者数を倍増させ、同時に派遣する研究者数も倍増させます。結果として、10年度目には、各モデル拠点が関連する分野で世界50位以内、また、モデル拠点から全学に波及させることによって、本学がカバーできる25分野のうち18の分野で100位以内、そして総合ランキングでも100位以内を目指します。
国際水準の研究・教育環境の整備を進めるため、学費によらない研究推進体制を整備します。研究資金でも、学術研究の基盤となる科学研究費をはじめ、種々の競争的研究資金の獲得を強化し、10年間で1.5倍の150億円、20年間で倍増させます。
平成25年度 | 令和5年度 | ||
留学経験者 ※卒業までに全員が留学を経験 |
年間3,076人 | → | 年間10,650人 |
---|---|---|---|
外国人留学生 | 4,415人 (8.4%) |
→ | 9,165人 (19.2%) |
外国語のみで卒業 | 50コース /2,661人 |
→ | 64コース /4,480人 |
混在型学生宿舎定員 | 1,538人 | → | 4,422人 |
奨学金許可の入学時伝達 | 1,552人 | → | 3,250人 |
令和5年度には、全学生が卒業までに1回は海外留学を経験する「全員留学」の実現を目指しています。この「全員留学」は、1学年に相当する学生数 (1万人)を毎年海外に派遣することで実現させる計画です。この1万人に向けて、この3年間で従来の短期・中長期の海外派遣留学プログラムを量・質ともに大幅に拡充します。
本学では、外国人留学生比率の最終目標を全学生の20%(10,000人)としています。そのために、留学生の募集戦略を立案・実行し、本構想終了時の令和5年度には、外国人留学生を9,165人(全学生数の19.2%)、通年で約4分の1の11,599人まで増加させます。英語学位プログラムについては、平成25年度の50コースから、令和5年度には64コースにまで拡充するのみならず、既存の英語による学位プログラムの定員を拡大します。
日本全国はもとより、世界各地から集まった多様な価値観を持つ国際色豊かな学生たちが、共に学び生活することにより、相互理解を進め、グローバル社会で活躍するために必要となるコミュニケーション能力等を涵養するとともに、幅広い人間関係を形成できる国際学生寮を拡充します。
学内奨学金制度を全て「入学許可時伝達型」に改定します。外国人学生の受入目標(令和5年度(通年)11,599人)を達成するにあたり、学生の質を高く維持するため、奨学金を「経済的支援」から「有能な人材獲得のためのツール」へ改めます。これにより、優秀な外国人留学生をめぐる国際競争において本学の優位性を確保します。
平成25年度 | 令和5年度 | ||
外国人教員等 (外国での学位取得者等を含む) |
760人 (45.3%) |
→ | 1,380人 (75.0%) |
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女性(教員) | 245人 | → | 402人 |
年俸制(教員) (実質的な年棒制を含む) |
99人 (5.9%) |
→ | 791人 (43.0%) |
寄付金受入額 | 35億円 | → | 70億円 |
外国籍の教員および外国の大学で学位を取得した教員の比率を令和5年度に75%にします。また、「Waseda Vision 150」では、全専任教員の20%を外国籍教員にする数値目標を掲げ、積極的に外国籍教員を採用することとしており、令和5年度には外国籍教員数222人を目指しています。先行モデル拠点では、ジョイントディグリーを導入し、共同研究指導を推進するため、優秀な外国籍教員の世界的リクルートを実施するなど、教員の国際流動性を高める人事を推進していきます。
「Waseda Vision 150」では、女性教員を全専任教員の30%とする目標を掲げています。そのため、女性教員・研究者数の増加を目指し、教育研究環境の質の向上を図る取り組みを進めています。また、年俸制を導入し、柔軟な給与体系とすることで世界中から優れた教員・研究者を獲得します。教員の種別ごとに制度を導入し、令和5年度での年俸制適用者割合43.0%の達成を目指します。
財務基盤を強化して留学生に対してこれまで以上に魅力的な奨学金を用意するため、海外にてファンドレイジングを展開します。東アジア地域からはこれまでの実績があるため、それ以外の地域を開拓します。ファンドレーザーを雇用するとともに、最先端とされている米国のインディアナ大学等へスタッフを派遣し、新たなファンドレイジング方法の開発を試みます。