Waseda Goes Global: A Plan to Build a Worldwide Academic Network That Is Open, Dynamic and Diverseスーパーグローバル大学創成支援「Waseda Ocean構想」

News

ニュース

ベルギーの大学KULに留学した4人の体験談 1

SGUの海外渡航制度を通じて、2019年の10月から12月にベルギーの都市ルーヴァンにある、ルーヴァン・カトリック大学(以下KUL)へ留学した4人に、現地の留学生活で学んだことや早稲田大学との違いを聞いてみました。派遣先のKULから贈られたというお揃いのキャンパスシャツで登場してくれたチームワークの良い4人のインタビューは下記の通りです。

Question: 1 まずはベルギーでの生活について聞いてみました

大塚: ベルギー、特にルーヴァンは治安がよくてとても暮らしやすい街です。日常生活では英語でも問題なく通じるので、海外留学未経験者にもお勧めできます。物価は日本よりも少し高いけれど、工夫をすれば対応可能な範囲でした。また、EU圏の国には自由に出入りでき、交通網も整っているため、週末など休みを利用して様々な国を訪れることが可能です。私は週末にバスでフランスへよく行きました。

藤平: ルーヴァンの街は自転車での移動に適していて、自転車優先でした。ヨーロッパ大陸に位置していることから、食文化や住文化の選択肢が広いし、KUL自体にも留学生が多く、お互いの文化を受け入れやすいように感じます。

加藤: ルーヴァンはとても安全で暮らしやすい街で、夜でも一人で街を歩くこともできて、犯罪に巻き込まれる心配も全くと言っていいほどなく、きれいで安全という素晴らしい街です。

Wu: ルーヴァンでの過ごし方は、研究の進歩状況の報告を行うための定例ミーティングをスーパーバイザーと朝に行い、それ以外の時間はKULにいて博士研究に費やしていました。研究以外の時間はみんなで木曜に集まったりして、金曜日は自宅で過ごし、そして週末は国外へ行ったりします。

Question: 2 KULと早稲田大学もしくは、ベルギーと日本の違いは?

加藤: 英語の流暢さ、またマルチリンガルというベルギー人の特性は、日本人と比べ非常に有利なものがあると感じました。彼らの言語能力が高く、コミュニケーションの質も高いもので、さらに歴史的背景からか、新しいものや自分と異なる文化や習慣を受け入れる柔軟性も高いところがあります。KULの国際競争力や学部間連携から生み出されるその革新的成果は、これら特性からもたらされたものだと考えました。研究についても、質を高めていき、目標に対する到達意識も高かったです。

Wu: ベルギーと日本とでは、研究メンバーの間で関係性に違いがあると感じました。ベルギーでは私を親しい仲間のように扱ってくれました。彼らは(上司にあたる)指導教員も「同僚」であるように、一緒に仕事をする人を一律に「同僚」と表現します。日本では「同僚」とはいっても、学年や取得した学位などに応じて一定の距離を置くものです。

大塚: スポーツ施設が多いのは似ていますが、KULは一般学生や、地域住民が多く利用している光景を多く目にしました。実験施設などは早稲田の方が整っています。

藤平: 日本では博士号取得までの審査が多く、学位を取得するまでの審査が厳しいし、修士課程から研究が始まる日本に対し、ベルギーは修士課程までは授業を受け、研究手法を学び、博士課程から研究に専念する形です。

Question: 3 教育・研究に対する考え方の違いはありますか?

大塚: 自分が受けた授業では、基礎的な学習よりも、現在の研究のトレンドの紹介をメインに行っていて、それを発展させるためにどうするか考えさせるものが多かった。博士課程の学生へのリスペクトが日本よりも強く、博士課程の学生は指導教官の獲得した研究資金で給料を支払われているケースが多く、大学院で働いているという意識が強かったです。日本では高額のお金を払って大学院に通っていることを話すと大変驚かれました。

藤平: ベルギーでは博士号取得後には企業へ就職する人も多く、博士号取得後にアカデミア以外の進路の選択肢が多いと聞きました。

Wu: 研究活動は生活の一部だということ、KULの同僚が教えてくれたことは、いつも17時に仕事を終える、もし時間が来てしまったら続けることはない、それは効率が上がらなくなるからとの事です。そして、週末は仕事のメールは見ずに、読書やスポーツして過ごすと言います。彼は、「週末も仕事をしていたら頭の中が爆発してしまうだろう」と、言っていました。

Question: 4 日本の大学が学ぶべきことは?

Wu: 言うとすれば、日本の大学は健康のために会議等の環境を変える余地があると思います。KULでは特にスポーツに関連した会議室または職場を、終日座っているのではなく、立って働ける様に変更したようです。早稲田大学のでも、一部の研究室ではこの環境を取り入れていると聞いています。

藤平: 奨学金制度や留学への補助があり、全学生に対する周知が広まれば、より留学を志望する学生も増えるのではないかと思います。

大塚: ホスピタリティですかね。留学中はかなりよくしていただいたので、もし留学生が日本に来た時に、自分も同じように対応できるか不安になりました。英語文法の習熟も大切だけれども、相手がこちらのコミュニティに入れるようにすることを学ぶ必要があり大学側も、単に留学生を受け入れるだけでなく、留学生の生活、例えば市役所での手続きや銀行口座の開設など、意外と大変な手続きもサポートしてもらえると非常に助かるし倫理申請も英語で受けつけないようではだめだと思います。

加藤: SGUのプロジェクトをはじめ、早稲田大学は素晴らしい機会を提供しているため、特に不満も不安もありませんでした。滞在前、中、後のサポートも十分であり、手厚すぎると思うほどでした。私の指導教官の先生は、以前からたくさんの留学の選択肢を与えてくれました。私一個人としては、国際的に活躍しようとする学生のための早稲田大学による支援制度に対して不満はありませんが、強いて挙げるとしたら、告知のタイミングや方法といった広報活動に関しては改善できるかもしれません。多くの教員やスタッフの方々が、学部間協定を結ぶため、あるいはイベントを開催するために膨大な時間や労力を割いているにもかかわらず、学生ではSGUがどんなプロジェクトなのか知らない人もいます。

Question: 5 留学期間中の苦労話がもしあれば。。。

加藤: 本当に些細な事しかありませんが、オランダ語、あるいはフランス語での表記が多く、わからない情報が多くありました。とくに食材に関する表記や通りの名前、駅のアナウンスなどは英語ではなかったので、戸惑うことはありました。また、ベルギー国内、国外ともに簡単に訪問できたので、出費がかさみました。

左から: 藤平杏子さん、加藤真未子さん、Wu, Ding Yiさん、大塚俊さん

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/sgu/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる