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CROP-IT ワークショップ「How to Build a National Identity Database (like a Constructivist)」を開催しました

2019年5月7日、オタワ大学公共政策大学院のスルジャン・ブセティック准教授が早稲田大学を訪れ、「How to Build a National Identity Database (like a Constructivist)」というタイトルで講演を行いました。本企画は、早稲田大学スーパーグローバル大学創成支援事業実証政治経済学拠点の支援をうけたもので、早稲田大学政治経済学術院・多湖淳教授がコーディネーターを務めました。

Opening remarks by Prof. Tago

ブセティック准教授は博士論文をもとにしてスタンフォード大学出版会から2011年に『The Anglosphere: A Genealogy of a Racialized Identity in International Relations』という著書を刊行しており、また、国際関係論でトップジャーナルとされているInternational Organization誌から“The Distribution of Identity and the Future of International Order: Chinas Hegemonic Prospects”という論文を出しておられます(72: 4, 2018, pp. 839-869)。今回の講演は、ブセティック准教授がアイデンティティについて行っている国際共同研究の成果を、特に国家間比較の観点で示したものでした。

ブセティック准教授は国際関係論の研究者が、古典的なリアリズムの呪縛にとらわれ、いわゆる力の分布で分析を行う姿勢のままであることを批判します。他方、アイデンティティの分布という側面がいかに国際関係に影響を与えているかは彼の過去の著作がすでに示しているところで、それを踏まえアイデンティティに関する国家間比較を可能にするデータベースの重要性を訴えます。残念なことに国際関係論の研究者の多くがアイデンティティへの関心を払わないなか、深刻でシステマティックな欠損バイアスが起こっている可能性があり、それを打破しうるのが現在進行している国際共同研究の「Making Identity Count 」であるといいます。ブセティック准教授はこのプロジェクトの共同代表を務めており、コンストラクティビズムに基づいた間主観的なアイデンティティに関するデータセットを構築しようとしています。1950年から2020年までを射程に入れた現時点でのデータ構築の内容が披露され、セッションでは数多くの意見が出され大変盛況なうちに予定時間が過ぎていきました。

※CROP-ITとは、Collaborative Research On Political Information Transmission(政治と外交の対外情報発信に関する国際共同研究)の略で、日本学術振興会『課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業』グローバル展開プログラムの一つです。

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