趣旨
過去10年間で、ラテンアメリカ諸国は、様々な政治的および経済的課題に直面してきました。2010年以降、ブラジルやメキシコなど一部の国では経済成長の鈍化が見られ、これらの国々の経済はいわゆる「中所得の罠」といわれる、中レベルの経済成長を達成した後に停滞しています。ラテンアメリカは、相次ぐ汚職スキャンダル、弱い法の支配、そして政治的暴力に悩まされてきており、それが政府に対する国民の信頼を低下させ、民主主義の質を低下させることにつながっています。同地域におけるこれらの新たな政治経済の危機を説明するものは何か、ラテンアメリカ特有の問題とはなにか、今後、どのような展開が予想されるのか。これらの重要な問題に取り組むため、ラテンアメリカと東アジアの専門家が結集し、特定の国または地域全体における最近の政治経済変動を説明する要因について、比較の視座から検討します。
◆第1セッション:アジアとラテンアメリカにおける民主的アカウンタビリティへの挑戦
◆第2セッション:アジアとラテンアメリカにおける政治体制の安定への挑戦
◆第3セッション:アジア・太平洋地域における経済統合
◆登壇者およびタイムスケジュール等の詳細はフライヤーをご確認ください
日時
2019年3月8日(金)9時〜18時10分
場所
早稲田大学3号館10階第一会議室
対象
学生・教職員・一般
参加方法
入場無料、事前申込制
右記フォームから事前申込をお願いします⇒https://goo.gl/forms/0p9r11ujOaeXUJ3E3
使用言語
英語(通訳なし)
共催
早稲田大学政治経済学術院
神戸大学経済経営研究所ラテンアメリカ政治経済研究部会
早稲田大学スーパーグローバル大学創成支援事業実証政治経済学拠点
早稲田大学現代政治経済研究所
早稲田ラテンアメリカ研究所
※本シンポジウムは、科学研究費基盤研究(B)(課題番号:16H03313)の助成を受けています。
問合せ
早稲田大学政治経済学術院・高橋百合子研究室
E-mail:[email protected]