2017年5月10日、早稲田大学SGU実証政治経済学拠点は、スミス・カレッジのKim Yi Dionne教授を招聘し、アフリカ政治について大学院生研究討論会を開催しました。早稲田大学の3名の博士課程学生と1名の修士課程学生が、アフリカにおける海外援助、クーデター、平和維持などのテーマに関する研究を発表しました。
Dionne教授は、研究トピックに関連する利用可能なデータと既存の学術文献について助言し、また学生の理論的フレームワークについても議論や批評を行いました。討論会のあとの1対1の指導では、Dionne教授が早稲田大学の学生に論文や論文プロジェクトの手助けをし、さらに学生に他の国際学者との接触や、アフリカでのフィールドワークと研究の実施についてアドバイスしました。
5月12日には、早稲田大学SGU実証政治経済学拠点と早稲田大学 地域・地域間研究機構(ORIS)の共催により「Leadership Turnover in Africa: Elections, Social Movements, and Mortality」というシンポジウムが開催され、Dionne教授がアフリカにおける憲法主義と選挙に関する研究を発表しました。彼女の発表は、近年のいくつかの大統領の死亡に続く権力の移行とその後の選挙に焦点を当てたもので、特にザンビアとマラウイの事例を挙げ説明しました。このシンポジウムには、「Politics of New Democracies」履修者の大学院生と学部生の両方が参加し、早稲田大学の他の学生や教員も参加しました。詳細については、ORISのウェブサイトをご覧ください。