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【SGU実証政治経済学拠点】セミナー「経済史への招待」を開催しました

2017年4月11日と13日の両日、早稲田大学SGU実証政治経済学拠点はサンタクララ大学クリス・ジェームス・ミッチェナー教授をお迎えし、「経済史への招待」と題する講義を実施しました。ミッチェナー教授は、経済史とりわけ金融史の分野において多数の業績を挙げている国際的に著名な研究者で、経済史分野のインパクト・ファクターで最上位にある学術誌Explorations in Economic Historyの編集長を務めています。 DSC00035

講義は英語で行われ、経済学および政治学を研究する本学教員、学生などが参加しました。このうち4月11日の講義には、主として教員と大学院生が、4月13日の講義には、主として学部生が参加し、本学の鎮目雅人教授による同時通訳が行われました。

講義の主な目的は、学生や経済史分野以外の研究者に対して、経済史を研究するとはどういうことかを分かりやすく説明することにありました。はじめにミッチェナー教授は、経済史が研究対象としているグローバル化、近代経済成長、制度、経路依存性といった現象を紹介しました。次に、データを深く探求することの重要性と、経済理論や経済学の方法論を適用して歴史を科学的に分析することの有用性を示しました。

講義の中でミッチェナー教授は、参加者の興味を惹きつけながら、歴史的事象を客観的に分析するための方法を示すために、学生に対して、経済に関するある質問をしました。それは、「百年前と現在の人々の生活水準をどのように計測するか」というものでした。会場では、データを深く探求する方法についてさまざまな意見が出され、最終的に学生たちはこの問題を解くための方法を見つけました。それは、百年前も現在も共通して存在する財を採り上げ、平均的な労働者がその財を手に入れるために何時間働かなくてはならないかを比較する、というものでした。

参加者の関心は極めて高く、それぞれの講義の最後に行われた質疑応答は活発で建設的なものでした。講義と質疑応答を通じて参加者は、異なる時代や場所において繰り広げられた歴史に対して経済史研究者がどのように研究を進めていくのかについて、理解を深めました。

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