2023年4月、早稲田大学SGU健康スポーツ科学モデル拠点は、2023年度のJoint Appointment教員として、英国ラフバラ大学スポーツ・運動・健康科学部(=同校は2017年からQS世界大学ランキングのスポーツ関連分野で1位を獲得)のDavid Stensel教授を招聘しました。
Stensel教授は、2023年4月18日から5月1日まで、スポーツ科学研究科の学生を対象に「Exercise Metabolism」と題する14回の講義を実施しました。
この講義では、身体活動と疾病予防、循環器系の健康、運動と食欲、老化に関する現在の研究成果を紹介しました。これにより、学生は現在の研究分野をより深く理解し、身体活動がグローバルな健康問題にどのように貢献できるのか、さらに探求する意欲を持つようになりました。
また、この分野で最も影響力のある国際学術誌の一つである「The International Journal of Obesity」の編集長であるStensel教授は、過去の名著や自身の経験を紹介しながら、影響力のある研究論文の書き方についても講義を行われました。研究論文を出版するための重要な基準を総合的に理解することは、学生の将来の研究キャリアにとって重要な一歩となります。
個人研究プロジェクトの発表会では、Stensel教授が研究プロジェクトに関するアドバイスだけでなく、学会で適切なプレゼンテーションを行うためのエッセンスも共有してくださいました。これは、学生たちにとって、研究成果を学界に広める方法という点で、将来的に重要な意味を持つと思われます。