7月11日(月)に環境・エネルギー経済学を専門とするハワイ大学マノワ校の樽井礼教授による 「ハワイの再生可能エネルギー政策」についての講義を開催します。興味のある方は参加登録の上、ウェビナーよりご参加下さい。
SGU共催 ハワイ大学 樽井礼教授 「ハワイの再生可能エネルギー政策」
【要旨】
本講義ではアメリカのハワイ州における再生可能エネルギー関連政策の動向を紹介する。ハワイは日本や米国本土とは異なるエネルギー事情を有するが、共通の政策課題にも直面している。長年続いてきた高度な輸入原油依存や地球温暖化への懸念を背景に、同州では クリーンエネルギー導入目標が他州にさきがけて導入された。幾度かの改正を経て、現時点では2045年までに州内再生可能エネルギー発電の割合を100%に、そして同年までにカーボンニュートラルを実現することが州政府の目標となっている。それらの目標を達成するために様々な政策的措置が導入されているが、経済効率(目標自体の妥当性、また目標達成のための諸政策の費用対効果)、そして公平性(異なる所得層の住民への経済的影響)の面において様々な政策課題が残されている。そのような政策課題を紹介し、近年または将来の政策が州内におけるエネルギー価格、所得分配、温暖化ガス排出削減にどのような影響を及ぼすか考察する。

ミネソタ大学Ph.D.(農業・応用経済学)。気候変動、自然資源管理、エネルギー政策等を分析。コロンビア大学Earth Institute 研究員、ハワイ大学マノア校助教授・准教授を経て現職。その間、ミネソタ大学、一橋大学、慶應義塾大学、早稲田大学にて訪問准教授を歴任。
- 日時:2022年7月11日(月)14:45 – 16:15
- 場所:オンライン
- 申し込み方法:登録フォーム(Webinar)
- 参加申し込み期限:7月11日 正午
- 言語:日本語
- 対象:早稲田大学学部生・大学院生、教職員
- 費用:無料
- 問い合わせ:[email protected]