今年度訪問教員として、冬学期「 Advanced Topics in Political Science : Survey Experiments 」を担当するチャールズ・クラブツリー先生をお迎えして、米国Lucid社の「Lucid・Marketplace」という新しいサーベイ調査プラットフォームについて、その有効活用方法を本学教員にご教授頂いた。
この中で、政治学者のニーズにかかわる属性割り付け、パネルデータの作成においては、通常では紹介されていない方法論が展開された。特に比較政治学分野での応用が期待されるのは、100か国以上の対象国を持ち、たとえば独裁体制とされる国のデータも(制約はあるが)確保可能であるという点である。既存のサービスとは違い、国際的に先駆的なプラットフォームの情報提供はきわめて有益であり、今後本学でもこのサービスを活用した研究や教育が行われることが重要である。