【応用数理科学研究所より】「非線型科学コロキウム」講演会のお知らせ
日時:2025年12⽉18⽇(⽊)17:00-18:30
場所:早稲⽥⼤学⻄早稲⽥キャンパス 55号館N棟1階第2会議室
講演者:星健夫/自然科学研究機構 核融合科学研究所 教授
講演題目:ベイズ推定と富岳をもちいた先端計測インフォマティクス
講演概要:
先端計測⼿法のデータ解析は計測インフォマティクスと呼ばれ、クライオ
電⼦顕微鏡(2017年ノーベル賞)など、情報技術の発展と共に⾶躍を遂げている。
我々は、計測インフォマティクスむけデータ解析フレームワークODAT-SE(オーダット
エスイー;Open Data-Analysis Tool for Science and Engineering;2024年までの旧称
は2DMAT)[1,2]を開発している。ODAT-SEは、スーパーコンピュータ(並列計算機)を
前提とした汎⽤逆問題解析フレームワークとして開発され、並列化ベイス最適化法
(PHYSBO)、並列化ベイス推定(モンテカルロ)法、グリッド探索などが実装されて
いる。特に、10万以上の並列化⾃由度をもつ、Population AnnealingMonte Carlo法
(PAMC法)は、「富岳」の約半分を使った⼤規模計算で、⾼い並列効率(強スケーリング
型並列効率α=0.9)を⽰している。ODAT-SEはもともと、KEK物構研における⾰新的2次元
物質構造解析実験である、全反射⾼速陽電⼦回折(TRHEPD、トレプト)(最近の応⽤論⽂[3])
などを対象として開発された。その後、学際展開として、物質科学のみならず、核融合分野
などのプラズマ科学にも対象がひろがっている。これら学際展開の発展として、2024年10⽉
からはムーンショット⽬標10(フュージョンエネルギー)でのプロジェクトが発⾜し、筆者
はプロジェクトマネージャーを勤めている[4]。HPCやAI/データ駆動科学を「横⽷」として、
プラズマ科学・物質科学にまたがる研究拠点を⽬指している。
⽂献
[1] https://www.pasums.issp.u-tokyo.ac.jp/odat-se/
[2] Y. Motoyama, et al., Comp. Phys. Communi. 280, 108465 (2022).
[3] Y. Sato, et al., Phys. Rev. Mater. 9, 014002 (2025)
[4] https://ms10ds.nifs.ac.jp/
連絡先:⼩澤徹研究室(55号館N-310.03-5286-8487 / 内線73-3564.
txozawa[at]waseda.jp ([at] = @)




