科学技術・イノベーション(Science, Technology and Innovation:STI)を用いて社会課題を解決する優れた取り組みに対して、さらなる発展や同様の社会課題を抱える国内外の地域への水平展開を促し、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の達成に貢献することを目的として、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)により創設された「STI for SDGs」アワードについて、理工学術院中垣隆雄教授(プロジェクトマネージャー)、理工学術院秋山充良教授が参画する研究プロジェクトが奨励賞を受賞しました。
【受賞団体】早稲田大学、株式会社ササクラ、吉野石膏株式会社
【プロジェクト名】海水を用いた有価物併産カーボンリサイクル技術実証
【概要】海水を原料に、炭酸マグネシウムとして CO2を固定化するとともに、石膏や肥料などの有価物を生産する独自のカーボンリサイクル技術を開発。温暖化防止への取り組みとして、早期の本格的な社会実装が期待される。
今回受賞したプロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業である「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業(実証研究エリア)」に採択された研究プロジェクトとなります。
なお、第7回目となる2025年度の「STI for SDGs」アワードでは、書類および面接審査を経て、文部科学大臣賞1件、科学技術振興機構理事長賞1件、優秀賞4件、奨励賞4件、次世代賞2件が受賞しました。

理工学術院 中垣隆雄教授

授賞式の様子







