PIとしての飛躍をめざす若手研究者向け研究戦略セミナー
「多様なアプローチで自身の可能性をひろげる学際研究×創発のすすめ」 実施報告
2024年6月27日(木)に、早稲田キャンパス121号館にて、PIとしての飛躍をめざす若手研究者向け研究戦略セミナー「多様なアプローチで自身の可能性をひろげる学際研究×創発のすすめ」(主催:研究戦略センター)を開催しました。本セミナーは、学内の若手研究者にとって研究推進や研究キャリアの充実、ノウハウ獲得に役立つ情報を提供すること、また異分野間の交流の場作りを目的とし、本年3月に開催したセミナー(※)の第二弾企画です。
※学内セミナー PIをめざす若手研究者向け研究戦略セミナー
3/4 理工系 「研究を進める上での研究キャリア形成と資金活用」
3/14人社系 「人文・社会科学系が創る新たな研究展開への道しるべ」
https://www.waseda.jp/inst/research/news/76211
■ラボツアー
セミナー前には、本学の最先端の研究施設を見学するラボツアーを実施しました。
<次世代ロボット研究機構>
JSTムーンショット型研究開発事業「一人に一台一生寄り添うスマートロボット」で研究開発中のロボット(Dry-AIREC)を紹介しました。
<スマート社会技術融合研究機構>
カーボンニュートラル社会実現に向けたスマート社会技術実証を行っているEMS新宿実証センターの施設、取り組み事例を紹介しました。
<応用化学ラボ(先進理工学部応用化学科関根泰研究室)>
カーボンニュートラルを実現するために、二酸化炭素や植物資源を原料として、非在来型低温触媒反応により、次世代の物質・エネルギーを生み出しています。
■セミナー
セミナーでは、講演に先立ち、当センター松永康副所長より本セミナーの趣旨説明を行いました。
続いて、当センター城谷和代准教授より、「JST創発的研究支援事業について」の説明がありました。
本セミナーでは、2021年度JST創発的研究支援事業採択、2023年度よりJST CREST[マルチセンシング]研究代表者の布山美慕先生(立命館大学文学部准教授)を講師としてお招きし、「学際研究、そして創発への応募とその後」について、学際研究をめぐる最前線のお話、また布山准教授ご自身のJST創発的研究支援事業への応募から研究を通じての実体験をご講演いただきました。
質疑応答では、講師と聴講者との間で活発なやりとりがなされました。
講演後は意見交換会も実施され、研究戦略センターの教員も交え、交流が深められました。
オンラインを含めて、30名超の聴講者が集まり、本セミナーは盛会のうちに幕を閉じました。
■概要
日時 : 2024年 6月 27日 (木) 17:20~19:00
場所 : 早稲田大学 121号館
形式 : 対面・オンライン同時開催
対象 : PI若手研究者またはPIを目指す若手研究者(研究員~准教授)
主催 : 早稲田大学研究戦略センター(リサーチイノベーションセンター 研究戦略セクション)
共催 : 早稲田大学高等研究所、研究推進部
案内 : https://www.waseda.jp/inst/research/news/77326